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「予算がなくて……」アメリカのとある消防署がすごいものを警報装置に使っている。


財政破綻したアメリカ・デトロイト市では、火災発生の際の緊急出動警報装置を購入することができないため、ごく身近にあるものを組み合わせて出動指令を受け取っているのですが……ちょっと呆れてしまうようなものを使っているようです。

それではこの警報装置の使い方を見てみましょう。まずコインを入れるなどした空き缶をファックスの取り出し口にセット。

そして、緊急出動の際は指令センターからファックスが送られてくるので……

空き缶が落ちます。この音を聞いたら出動です。

冗談のようですが、デトロイト市ではこうしたシステムを整備する予算を長年捻出できずにいたまま財政破綻してしまったので、このような創意工夫にあふれたものが警報装置として使われています。

デトロイトでは毎年1万件以上の火災が発生しますが、こうした装置の整備の遅れによって現場到着までに消防隊が平均7分、救急車で15分かかってしまうそうです。

「税収が足りないと何が起こるのか」を実感する機会はなかなかないのですが、まさかここまでカツカツの状態になってしまうとは……。

実際の動画はこちらから。

ソース:Detroit fire department has alert system made of pop cans, doorbells | Detroit Free Press | freep.com

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