北朝鮮の首都・平壌の日常を超ダイナミックに写しとるタイムラプス動画「Enter Pyongyang」
現存する中では最後の謎に包まれた国とも言われる北朝鮮の首都・平壌を、欧米のプロの映像クリエイターたちが撮影・製作したタイムラプス映像「Enter Pyongyang」です。もちろん許可された場所のみなのですが、普段のイメージからはまったく違うダイナミックな都市の様子が写し取られています。
1. 平壌市内の一望
2. 市内の至る所に掲げられた金日成、金正恩の肖像画
3. 平壌の地下鉄
4. 民族衣装を来て歩く女性たち
5. 1987年に着工し1992年に中断、16年後の2008年に建設再開したが2013年にはまたも中断している「柳京ホテル」
6. 巨大な金日成、金正恩の像の前で写真撮影する人々
7. インラインスケート場で遊ぶ子どもたち
8. 平壌市内を走るトローリーバス
9. ドイツの世界最大の国際輸送物流会社「DHL」の輸送車
10. 有名な交通警察官も登場します
動画はこちらから。
Enter Pyongyang on Vimeo
以下はこの映像に関するFAQです。
Q:平壌を撮影する許可は?
A:このプロジェクトは、中国・北京に本社を置く北朝鮮専門の旅行会社「高麗旅行社」と共同作業です。高麗旅行社の共同制作者 Vicky Mohieddeen 氏と一緒に撮影しました。Q:撮影制限はありましたか?
A:常に国家観光局から来た二人のガイドがそばに居て、入場の許可の手助けや規則の確認を行ってしました。海外からの観光客の行動基準どおり、建設現場、未開発地域、軍人などの撮影は禁止されていましたが、通常の観光客と比べると比較的自由が有りました。Q:この映像はニセモノで、本当は北朝鮮に行ってないんじゃない?
A:平壌へ行った普通の旅行者の多くは、平壌の綺麗さや普通の街の様子に驚くそうです。平壌やその他の大きな都市に住む人々は、貧しい地域に住む人と比べるとレベルの高い生活を楽しんでいます。Q:北朝鮮への旅行は一般の人にも許可されているの?
A:はい。大多数の人が考えることですが、旅行者として北朝鮮を訪れることは可能です。北朝鮮は、西側からの旅行者数の公式データは公開していませんが、一年間に約4000人〜6000人の人が訪れているそうです。最も多いのは中国本土からの旅行者で年間に数十万人と言われています。Q:この映像を作るためにお金を払いましたか?
A:全く払っていません。旅行以外の6日分の費用は高麗旅行社が払っています。Q:北朝鮮政府のサポートは有りましたか?
A:この映像の撮影許可を得るために、北朝鮮政府または政府の意向を支持するフリはしなければなりませんでした。驚くことに、完全な編集権を許可されています。
この映像は JT Singh 氏と Rob Whitworth 氏による作品です。
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