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ギターの弦を押しやすくする新型インターフェイス「Finger Friendly Guitar」が出資募集中


13世紀頃にはすでに存在していたギターですが、その「弦を押さえて音程を変える」という基本的な仕組みはほとんど変化がありません。そこでこちらの「Finger Friendly Guitar」はキーボードをネックにかぶせ、ボタンで弦を押さえるという簡単な仕組みを実現しようとしています。

1. 「Finger Friendly Guitar」はこのように普通のギターのネックにかぶせるだけで、ボタン式にできるというデバイス。

2. 1つのフレットにつき2列のボタンが割り当てられ、1本ずつ、2本ずつ、3本ずつなど別の押し方が出来るようになっています。

3. 2列ずつ組になっているのが分かる押弦部。

4. ボタン式かつ配列も配慮されているので、隣の弦を押してしまう心配はありません。また本来は使用頻度の低い左手親指も弦を押すのに使用することができます。

動画はこちらから。

ボタンを押すとコードに対応した弦が押される「オートハープ」をより柔軟にしたようなデバイスでしょうか。
Karen Mueller Irish Autoharp Solo – YouTube

クラシック楽器のインターフェイスを変化させる試みはいろいろありました。例えばこちらのクロマトーンは、和音とその利用が楽になるように進化したピアノのインターフェイスです。同じ構成の和音であれば同じ指の形で弾くことができ、和音の習得・演奏が容易になるというメリットがあります。
ルパン三世 OP クロマトーン連弾 – YouTube

しかし便利になる反面、これまでの奏法やその練習法が応用できないという欠点もあります。演奏するのもあくまで「昔のピアノのための曲」であり、新しいインターフェイスを生かした曲が出てくるにはさらに時間がかかるでしょう。

楽器が進化したほうがいいのか、今のまま人間の技術の熟成を極めたほうがいいのか。どちらが正しいとも言えない問題だと思います。

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