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台湾で「サバイバルゲーマーに週末だけ軍人になってもらう」法律が提案される


敵味方に分かれてエアソフトガンで撃ちあう遊び・サバイバルゲーム。日本では80年代に登場し、ここ2~3年は再びブームになりつつありますが、これで遊んでいる人をリクルートして、週末だけ本物の軍人として訓練に参加してもらうという法律が台湾で提案されているようです。


これは野党である親民党の李桐豪議員と与党・国民党の江啟臣が予備役制度の整備案として立案し、国防省に提出したもの。

台湾では長く続いた徴兵制度が2014年末に廃止され志願制の軍隊になります。しかし隣国である中国とは未だ政治的な緊張関係にあり、一定以上の戦力を常時確保していなければいけません。

このため正規軍人としての任期を終えた人は兵力を補う「予備役」に入るのですが問題は訓練の量。台湾の予備役は2年に1度、数日間の訓練に参加する必要がありますがこれでは訓練量が不足するという懸念があります。

そこで注目されたのが、普段から軍隊っぽい動きをしているサバイバルゲーマー達。台湾ではサバイバルゲームが非常に活発に行われているのですが、彼らをリクルートし「大叔兵團」と呼ばれるグループを編成し、月に1度、週末のみの訓練に参加してもらおうというアイディアが提案されました。

サバイバルゲームで遊んでいる人はネットなどを通じて「大叔兵團」に登録すると、近くの基地で月に1度の週末のみ訓練に参加することになります。普通の人よりも軍隊っぽいことを理解している人たちであれば、予備役としてよい戦力になるのでは……という期待があるようです。

ニュースを報じる動画はこちらから。
【2014.05.19】生存遊戲夯 立委籲徵”大叔兵團” -udn tv – YouTube

ちなみに「大叔兵團」は「おじさん軍団」の意味。エアガンと実銃の違いとか、サバイバルゲームと実際の軍隊の違いとか、色々吸収しなければならないものが多いのですが、面白いアイディアですね。

ソース:Lawmakers propose creation of ‘weekend warrior’ program – The China Post

立委研議修法招募 生存遊戲玩家當周末戰士 | 政治 | 國內要聞 | 聯合新聞網

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