素材はコカの葉、噛んで高山病を和らげる南米ペルーのホステルの名刺
富士山の頂とほぼ同じ高さの標高3600mに位置するインカ帝国の古代都市クスコ。世界中から観光客が集まる人気のスポットなのですが、標高が高すぎることでしっかりと準備をしていない場合、高山病になってしまう危険性があります。そんな観光客のために開発されたのがコカの葉で作られたホステルの名刺です。
急に標高2000mを超える場所に移動すると頭痛や吐き気・目眩などの症状が現れる高山病にかかる恐れがありますが、南米アンデス地方では古来より高山病の対症療法としてコカの葉が使用されています。諸外国ではコカインの原料となるコカは厳しく禁止されていますが、ペルーやボリビアでは依存性・精神作用が非常に低いコカの葉は、噛んで使用したり、コカの葉の入ったお茶「マテ・デ・コカ」など一般的に飲まれています。
1. アンデス山脈に位置するインカ帝国の首都だったクスコ。非常に標高も高く
2. ペルーやボリビアなどの南米の先住民族の間ではコカの葉は日常的なもの
3. クスコの近くにある天空の遺跡「マチュ・ピチュ」
4. 名刺はこんな感じになっています
5. 名刺の裏面には使用方法と注意事項が記載されています。注意:「ペルー国外には持ち出さないこと。法律によって禁止されています」。もちろん日本への持ち込みは禁止です。
6. 使用法は簡単。チューインガムになっている葉の部分を切り取ります。
7. あとは普通のガムと同じように噛むだけです。
動画はこちらから。
Kokopelli Backpackers Hostel "Anti-Altitude Sickness" – YouTube
ペルーの首都リマや古代都市クスコなどペルーのいくつかの街にあるホステル「ココペリ・バックパッカーズ」のクスコ店の名刺です。一泊が約900円(12人のドミトリー)〜約5000円(スイート)の部屋があります。
ソース:Creative Review – Anti-Altitude Scikness Business Card
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