唯一の弱点「耕運機サウンド」を克服したVツイン・エンジン搭載のロイヤルエンフィールドのカスタムバイク「The Musket 998」
古い単気筒エンジンの音は、門外漢にとってはいささか物足りない長閑なサウンド。しかしこちらのカスタムバイクは、シリンダー数を倍にすることでかなりイカつい排気音のバイクに変身しました。
1. 「The Mussket」はインド・ロイヤルエンフィールド社の「ブレット500」のエンジンにシリンダーを一つ追加し、排気量を998ccとしたバイク。
2. エンジンの出力向上を賄うためのブレーキやクラッチの強化など以外はノーマルなので、1000cc近い排気量にも関わらず非常に軽量です。
3. 改造品とは思えないくらいに自然な見た目のエンジン。
4. シリンダーやエンジンヘッドなど腰上部分はノーマルをそのまま流用。腰下であるクランクケースは木型を新規設計で起こし、鋳造されました。
5. 銅管を曲げて作られたオイルラインがとても美しい。
6. なお、このクランクケースは量産されています。車体を持ち込んで「The Musket」にカスタムしてもらえます。
ビンテージなエンジンサウンドがとても嬉しい動画はこちらから。
The Musket 998 on the road – breaking it in! – YouTube
古いエンジンがいいのはコンピューターを使用していないところ。機械部品は絶版になってもなんとかコピーはできますが、電子回路はメーカーが製造を中止してしまえばそれまでです。次の時代に生き残るのはレガシーな技術でカスタムされたレガシーなエンジンかもしれませんね。
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