科学と技術

旧ソ連時代の宇宙飛行士用レーザーガンのデザインがレトロフューチャー過ぎる


先日公開された「Call Of Duty: Ghosts」のシングルプレイ予告編では、ライフル銃を装備した宇宙服の兵士がわらわら登場する近未来っぷりを見せつけましたが、実際の宇宙飛行士たちはどんな武装をしていたのでしょうか?こちらは旧ソ連時代の宇宙飛行士用レーザーガンなのですが、デザインが古いSF映画の小道具のようでかっこよすぎます。


1. こちらのレーザーガンは、宇宙ステーションに駐留する宇宙飛行士が携行したもの。人間を撃つためのものではなく、相手のカメラやセンサに向けて照射して目つぶしにするためのものでした。

2.
今ではレーザーといえば電池式ですが、当時の技術では電池でレーザーのもととなるような強力な光を作ることができませんでした。そのため、薬莢状の化学ストロボを発光させ、銃身である合成ルビーで励起させていたのです。

3. このシステムは色々と応用されたようで、様々なプロトタイプが残されています。

4.

東西いずれの陣営も、宇宙空間において人間vs人間の戦闘になる……というのはあまり想定されていなかったようです。むしろ問題となるのは地球に降りた後。冷戦まっただなかですから、もし不時着した場合救助が来るまで自分の命を守る必要があります

5. 旧ソ連のTP-82は不時着した際の狩猟に使用できるライフル銃。銃床にあたる部分が大型のナタも兼ねているという、うっかりすると手を斬りそうなデザインです。

6. 3本の銃身が逆三角形にならべられており、上の2本は32ゲージの散弾や信号弾、下の銃身は5.45×39mmが発射できるようになっていました。2006年に退役し、現在火器が必要なミッションでは普通のピストルが携行されているそうです。

ソース:Laser Gun For a Soviet Cosmonaut | English Russia

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