アートとデザイン

ナイフを付けたトウシューズで踊るバレリーナのショートフィルム「EN PUNTAS」


オルゴールの調べに乗せ、ナイフ付きのトウシューズを履いてグランドピアノの上で踊るバレリーナ。その姿は超現実的で、グロテスクさすら感じさせます。不思議な雰囲気の動画です。


Javier Pérez – EN PUNTAS (extracts) on Vimeo

動画にはこのような説明が付されています。

つま先に包丁のついた靴を履いたバレリーナがただひたすら踊り、グランドピアノの上でバランスを取ろうとする。やわらかい明り、ビロードの壁の劇場は巨大なオルゴールで、カメラはぐるっとまわりこみ反対側、すなわち誰もいない座席を映し出す。

バレリーナが象徴するのは完全なるものへの努力、献身、犠牲だ。もろく、残酷なものだ。最初はぎこちない彼女のステップは次第に情熱的で狂おしく、暴力的になり、ピアノの表面をその靴で傷つけていく。

追求するために辺りを傷つけざるを得ない、何かを極めようとするときはまわりにも自分にも犠牲がつきものである……という不変の事実を語る動画です。

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