BMWモトラッド、伝統の「空冷水平対向エンジン」搭載のネオクラシック・バイク開発中、90周年を記念し2013年にリリース予定
BMWの二輪部門「BMWモトラッド」の製品は、日本やイタリアのバイクとはまた違った独特の哲学があり、熱烈なファンがいることで知られています。2013年の設立90周年を記念して、同社のクラシックバイクを彷彿とさせるデザインの新ラインアップが開発中であることが明らかにされました。
2012年11月15日から18日まで開催されていた第70回ミラノ国際モーターサイクル展示会(EICMA)で発表されたもの。
2013年に空冷版R1200GSをラインアップに加えるというニュースに加え、BMW二輪部門90周年を記念して「クラシック調」「空冷ボクサーツインエンジン」の新車を発表するとのこと。
ニュースリリースでは排気量などスペック詳細は明らかになっておらず、外見についてもバナーでシルエットが展示されたのみ。プレスリリースには
BMWモトラッドの90年間の遺伝子を伝えるべく、新しく、独特なバイクが2013年に登場します。情感あふれるスタイリングと先進的な技術の融合によって、非常に多面的なコンセプトとなるでしょう。
とあり、いわゆるネオクラシック路線を狙ってくると思われます。
最近の先進国では二輪車の性能競争によるシェア争いはひとまず落ち着いたというか頭打ちの時代を迎えており、様々なデザインによってユーザーを獲得する方向が模索されています。
特にレトロ調のバイクはメジャーな各社がラインアップしています。英トライアンフ社、米ハーレー社などがっちり伝統的なデザインを墨守しているメーカーにはじまり、カワサキ(「W800」「エストレア」)、伊モト・グッツィ社(「V7」)など旧製品のデザインをブラッシュアップさせて復活させる例が近年多く見られます。はたまたインドのロイヤルエンフィールド社のように何十年も基本的なモデルチェンジをしていないメーカーもあります。
BMWはこれまで「あえてクラシカル」なデザインのバイクはリリースしてきませんでしたが、他社のラインアップを考えるとこうした動きは必然と言っていいでしょう。はたしてどのようなデザインが出来上がってくるのでしょうか。
こういう感じのを期待したいと思います。
File:BMW R90S gold 1975 r TCE.jpg – Wikipedia, the free encyclopedia
ソース:EICMA 2012: BMW show mostly repeats | CMG News
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