6人の偉大な女性科学者たちをミニマムな表現で描いたポスターアート
科学と言うと男性、というイメージはまだまだ根強いものがありますが、女性科学者も歴史を動かすような大発見を数多く行っています。そんな彼女たちの功績をミニマムな表現で描いたのがこちら。その人物を象徴するイラストや研究課題・結果などがモチーフになっています。
1. マリ・キュリー(Marie Curie)
「キュリー夫人」と呼ばれることも。放射線の研究でノーベル賞を2回受賞しています。イラストは彼女が発見したラジウムの電子配置図。
2. レイチェル・カーソン(Rachek Carson)
海洋物理学者。環境問題に人類として初めて告発した人物。農薬で使用されている科学物質の危険性について取り上げた著書「沈黙の春」は今も環境運動のベストセラーとなっています。
3. サリー・ライド(Sally Ride)
宇宙飛行士・物理学者。初の女性スペースシャトル乗組員。
4. グレース・ホッパー(Grace Hopper)
アメリカ海軍准将・計算機科学者。アメリカ初の電気機械式コンピュータ「Harvard Mark I」のプログラム開発、COBOL(プログラミング言語)を開発し、プログラムの不具合を「バグ(虫)」と呼んだごく初期の人でもあります。イラストは計算機「マークII」の開発中、継電器に挟まった蛾を捕まえて日誌に貼りつけ「バグ発見」と書き込んだ逸話から。
5. ロザリンド・フランクリン(Rosalind Franklin)
生物物理学者・X線結晶構造解析学者。世紀の大発見と言われている「DNAの二重らせん構造」の解明につながるX線回析写真を世界で初めて撮影に成功した人物。功績を勝手に使用したライバルはノーベル賞を受賞しましたが、フランクリン本人はその4年前、37歳の若さで死亡しておりその栄誉を得ることができませんでした。
6. ジェーン・グドール(Jane Goodall)
霊長類学者。「草の茎を使ってアリを捕る行動」の発見などチンパンジー研究の世界的な権威。
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