超巨大な人力ヘリコプター「GameraII」、50秒間の浮遊に成功
人の力だけで空を飛ぶ、というのは人類に残された数少ない夢のうちの一つですが、どうやら少し実現の目がみえてきました。人力のクワッドコプター「GamerII」号が、50秒もの間浮遊することに成功しました。
これはアメリカ・メリーランド大学航空工学部の学生によるプロジェクト。「高度3m以上で60秒以上浮遊できたら賞金25万ドル」というシコルスキー賞を狙って作られたもので、地面効果を狙った低い位置のプロペラ4つを両手両足でこぎまくって浮遊します。
直径約32メートルとかなり巨大ですが、カーボンファイバー製のマイクロトラスフレームで重さはなんと約32キログラム。原付バイクの半分ほどですから驚きの軽さです。
手と足を使ってこぎまくると、確かにちょっとだけ浮いてます。
周りのスタッフの足がちょん切れてしまわないか心配になりそうな動画はこちらから。
Gamera II HPH World Record Flight: 50 seconds – YouTube
こちらは現在開発が進められている空飛ぶ自転車、Fbike。これくらいコンパクトになってくれればいいのですが、まだまだちょっと大きいですね。
DesignYourDreams | Designing and creating a prototype of a “flying bike”
ソース:Gamera, AGRC, Aerospace Engineering, University of Maryland
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