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貴重なカラー、1944年6月6日の「ノルマンディー上陸作戦」の前後に撮られた写真24枚


1944年6月6日、つまり68年前の今日はフランス北部・ノルマンディーの海岸にアメリカを中心とする連合国軍の大部隊が上陸した「D-Day」でした。そのすさまじい戦いの様子は「プライベート・ライアン」などで描かれていますが、その前後の期間の様子をとらえた貴重なカラー写真です。


ノルマンディ上陸作戦のために集められた物資の上で食事をする兵士達。

1944年春。イギリス・テムズ川のほとりにたたずむ兵士と子ども達。

ガソリン缶を積む整備兵。

嵐の前の静けさ。

傷ついた兵士のために祈りをささげる従軍牧師

ノルマンディに上陸を許したドイツ軍は崩壊寸前の体で後退を続けます。フランスの街に残されたドイツ軍の機関銃。

徹底的な爆撃の跡。

休憩中の戦車兵達。

従軍したカメラマンはこう語ります「もっとひどい殺し合いになるかと思ったらそうではなかった。他の作戦では胸に入れていたチョコレートが溶けてしまうほどだったが、今回は溶けなかった」

ノルマンディー近くの街、サン=ローは連合軍の空襲を受け、完全に破壊された

解放されたフランスの国民とアメリカ兵

捨てられた軍用車

農家の庭先で整備をうけるP-47サンダーボルト

ドイツ軍捕虜

アメリカ兵とコニャックを分け合うフランス人のカップル

P-38戦闘機の前を、ドイツ軍から鹵獲したシュビムワーゲンで走る兵士。ワーゲンの胴体には連合国所属を示す白い星が無理やりペイントされている

木漏れ日の中の礼拝。右端のモヒカン狩りは空挺部隊の兵士。

パリ・シャンゼリゼ通りをパレードする連合国軍と、トラックにつかまって走るフランス市民

英軍・米軍を歓迎する市民

凱旋門

パリ解放を知らせるLIFE誌は当時、このような記事を載せました「パリとはおとぎ話の伝説の剣のようだ。英雄の手のうちでは光り輝き、悪しきものが持てば鉛のように鈍くなる。この7世紀ほどの間、そして1940年(訳注:ドイツ進駐)、そして先週(訳注:D-Day)……支配者が変わるたび、西側社会の政治的実権もまた移ろっていったのだ」

左に立つのは、アフリカでロンメルを相手に10倍以上の兵力差をものともせず退却戦を乗り切ったマリー・ピエール・ケーニグ

お祭り騒ぎ状態。

第1次世界大戦のモニュメント。

撮影者はLIFE誌の特派員であったFrank Scherschel。軍服のようですが徽章がありません。これらの写真を撮影した後は太平洋の戦いに従軍、戦後はエリザベス女王の結婚式を撮影するなど文字通り世界中を飛び回っていたようです。

こちらはザ・戦場カメラマン、ロバート・キャパが撮影した上陸作戦真っ最中の連合軍。現像事故のため、彼が撮影した写真はこれを含めて11枚しか残りませんでした。手ぶれ・ピンボケが緊迫した様子を伝えています。

ソース:Before and After D-Day: Rare Color Photos From England and France, 1944 – LIFE

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