1995年にバカ売れした「インターネット入会キット」
時々「無料で使えるはずのTwitterで課金が始まった!!!」というデマが流れることがありますが、インターネットが一般の人のものになり始めた90年代後半にはこうした「インターネット入会キット」がバカ売れしたそうです。
これは今のトムソン・ロイターの一部門であったVentana社が出版していたもの。
決していかがわしいものではなく、中身は以下のようにプロバイダの接続アカウントと接続に必要なソフトウェアをセットにしたものだったようです。
CERFnet(プロバイダ)の会員権
Mosaicブラウザ
Mac用インターネットツアーガイド
MacTCP(接続ソフト)
Eudora (メーラー)
Fetch (FTPソフト)
Stuffit Expander (圧縮・展開ソフト)
TurboGopher (検索用ソフト)
InterSLIP (接続ソフト)
インターネットイエローページ
ソフトウェアの名前を見るだけでも懐かしい人は多いのでは。日本でも「接続キット」として書店やPCショップで似たようなものを見かけることがありました。
もちろんWindows版も存在していました。
Internet Membership Kit | Flickr – Photo Sharing!
Ventana社はプロバイダと提携してこうした「入会キット」を販売して大きな利益を上げており、このCERFnet版は半年で14万部を売り上げ「生産性向上ソフトウェア」部門の1位を獲得したそうです。
ソース:MACINTOSH Internet Membership Kit 1995 Ventana | eBay
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