東北地方太平洋沖地震が発生した瞬間の「音」を3Dプリンタで可視化したアート
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震における、もっとも激しい揺れを観測した9分間の地鳴りの波形を3D化した模型の紹介です。ラピッドプロトタイピングで実際に目で見ることのできない振動や音などのデータを立体的に視覚化してみると、違った方向からデータを見ることができます。
成形技術やコンピュータの進化により、日々大量に数多くの製品が開発・生産されています。製品として世の中に出る前に、外観や質感を確認するために試作品が作られることが多いのですが、その試作品をより早く正確に作るために発達した技術がラピッドプロトタイピング。CAD化されたデータを液体樹脂や粉末状素材を硬化させることで素早く試作品を完成させます。
地震の波形データ
加工された模型
360度方向から見た模型の動画です
また、広島に原子爆弾が投下された時の28秒間に渡る音も同じように3D化しています。
音の波形データ
3D化された模型
これらの作品は、イギリス出身Luke Jerram氏の作品です。
ソース:Tōhoku Japanese Earthquake Sculpture | Luke Jerram
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