科学と技術

究極のゴツゴツ感、ロシアの攻撃ヘリの画像いろいろ


滑らかな流線型でかたどられた戦闘機とはまったく反対に、ゴツゴツとしたデザインのものが多い攻撃ヘリ。中でも旧東側の攻撃ヘリはスマートさとは無縁の質実剛健っぷりがオーラを感じさせます。

Mi-24 ハインド

旧ソ連の戦闘ヘリの代名詞といっていい名物兵器。敵に攻撃を加えつつ兵士を運ぶという空飛ぶ装甲トラックというコンセプトで設計されました。1978年登場とかなり古い設計の機体ですが、現在でも様々な国で使われているベストセラー兵器です。


なにせ古い機体なので、塗装や装備がものすごくマチマチ。共食い整備もやっているようですね……。





奥側にあるのが原型になった輸送ヘリ、Mi-8ヒップ。これをシェイプアップしてゴテゴテと武装を乗せた物がMi-24となります。

西側のつるんとしたデザインにはない凶悪さ。

整備中。

うすーいローター。

とにかく古い機体なのですが基本設計のよさからたくさんバリエーションが作られています。こちらは徹底的にアップデートがはかられた南アフリカ産のMi-24/35 Mk.IIIスーパーハインド。機首の複合センサーが実にモダンです。

Ka-52 ホーカム

先代のKa-50が二重反転ローターや高度な暗視装置を採用した画期的な攻撃ヘリになるはずだったものの、1人乗りだったため不安に思った軍にウケなかったので2人乗りに改修したモデル。

戦闘ヘリは操縦と兵器の操作を2人で分担するものだというのが当時の常識でした。それでも2人を左右に並べるのはちょっと珍しい。さらに進化したKa-50-2などでは縦に並ぶ配置になっています。

ローターがなければ普通の飛行機のような形。実際「空対空ヘリコプター」として戦闘機と戦える性能をもっているそうです。




Mi-28 ハボック

Mi-24の正常進化形とも言うべき機体。兵員輸送能力をはずしたり、機体の上にまとまっていた2つのエンジンを左右に振り分けて耐弾性能を上げるなどモダンかつ堅実な設計が行なわれましたが「性能的にKa-50には勝てない」ということでいったん開発がストップします。

しかしKa-50が意外に不人気だったことから、再びMi-28にスポットライトがあたりました。兵器の世界ではトラディショナルなほうがウケがいいようです。

この鼻っ面のゴテゴテ感が攻撃ヘリの一番映えるところですね。

ものすごく分厚いドア。地上近くを比較的ゆっくり飛ぶので撃たれやすいことを考慮しています。



窮屈そう。

側面の機関砲。

整備中。

弾の行く先を目で追えるように光る弾と光らない弾を混ぜる。

地上を火の海にするロケットポッド。

一回撃つと詰め直すのがとても大変です。

空箱たくさん。

ソース:Наши вертолеты (86 фото) » Триникси – Вселенная Развлечений. Картинки, приколы, видео, флэш

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