汝の罪を悔い改めよ、カソリック教会がiPhone用「懺悔アプリ」をリリース
世界三大宗教の1つ、キリスト教もインターネットに参入です。「ソーシャルネットワークサービスを使うことは罪ではない」という法王の声明をうけ開発、わずか1ドル99セント(約160円)でいつでもどこでも何回でも告解が行えるという画期的なアプリとなっています。
このアプリは、カソリック信者がサクラメント(礼典)の1つである「告解(懺悔)」を行うのをサポートするためのもの。
このように「神への祈りをおろそかにしたか?」「神に疑いをもったり魔術<オカルト>に興味を持ったりしたか?」などの項目にチェックを入れて、セルフ診断を行う形で告解を行うという仕組みです。
いつも身近にあるデジタル機器を用いることで、常に自分の罪を数えることができるほか、年齢・性別など自分の特性に合わせて告解をカスタマイズできるパーソナライズ機能も装備しているとのこと。
開発者はあくまでも「このアプリは告解を置き換えるものではなく、むしろもっと気軽に司祭に会いに教会に行けるよう支援するためのもの」としています。
2011年1月、ローマ法王は「ソーシャルネットワークを使うことは罪ではなく、むしろインターネットという新しい荒野に神の愛をもたらすため、司祭や信者は積極的に使うべき」という声明を発表しましたが、このアプリはその声明を受けて開発されたもの。なんとなく「免罪符」という言葉もちらつきますが、ネット時代の信仰の形を示すものとして面白いものだと思います。
20:13 2011/02/10追記:
なお、その後の報道でカソリックの総本山であるバチカンのローマ法王庁は「このアプリを懺悔の代わりにすることはできない」とし、あくまでも補助的なものであるとコメントしています。
ソース:BBC News – Catholic church gives blessing to iPhone app
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