世界で最大、2千ccの単気筒エンジンを持つバイク「NSU BISON 2000」
単気筒エンジンといえば、大きなトルクによる走り出しの軽やかさと加速の鋭さが特徴ですが、この「NSU BISON 2000」はまさに別格。ほぼバケツサイズの超巨大シリンダーを搭載しており、製作者の「あっち行っちゃった感」がむんむんと伝わってくるようです。
NSU 2000 「Bison」は、1952年製のNSU 500 Konsulをベースとしたカスタムバイク。エンジンの改造には航空機用の2000ccシリンダーを利用しようとしたのですが、肝心のピストンが3.3kgと重過ぎたため、エンジンパーツの名門、マーレ社に1.6kgのピストンを特注したのだそうです。
エキゾーストパイプは直径75mm、サイレンサー無し。スタートはキックのみという鬼仕様。
ふつーは400ccとか600ccなのに2000ccですからね……もはやバケツサイズ。
もはや面影がありませんが、ベースとなったNSU 500 Konsul。
Picasa ウェブ アルバム – Aleisenjo
製作者のフリッツ・ランゲル氏。
こちらの写真では、カバーがついたり色々きれいになっています。
NSU2,000 BISON – クラシックベンツ(280SL 300SL)・クラシックカー・特選中古会社に関しては、群馬県のガレージルディへどうぞ
テスト走行と思しき動画。サイドカーなんですね。
YouTube – Bison 2000
そしてこちらはドイツ・ショッテンリンクで行われたサイドカーレースでの実走ビデオ。カメラがブレブレっぷりにものすごい振動を感じます。
YouTube – Motorradrennen Schottenring NSU Bison
まさか「単気筒サイドカークラスならブッチ切りだぜ」というチート思考というわけではないと思いますが、なんだかすごく大事なことを忘れているような気がします。
ソース:NSU 2000
関連記事
ホンダ、新型ロードスポーツバイク「CBR250R」を発表、細かい仕様やカラーバリエーションなどまとめ – DNA
カワサキのネオクラシックな新バイク「W800」の詳細がリーク、仕様も一部明らかに – DNA
数々の特殊装備で路上をサバイブする究極の自転車「B.O.N.D.バイク」 – DNA
見た目もスペックも脅威的な90テラバイトの自作外付けハードディスクアレイ – DNA