複雑に絡み合うコード……プログラムの進化を視覚化すると大変なことに
プログラムを書いているとき、コードの量がどんどん増えていって規模も内容も訳が分からなくなってしまうことを俗に「スパゲッティ」と言ったりしますが、まさにその状態を視覚化したインフォグラフィックです。ApacheやPythonなど著名なオープンソースソフトウェアについてのものばかりなので図を見て「あーやっぱり」と思うことがあるかもしれません。
これらはカリフォルニア大学デービス校の研究者、マイケル・オガワ氏が制作したもの。それぞれのラインは開発者、横軸は時間を表し、上下のラインが近いほど、関係の深いコードの開発を行っていることを示します。
また対応しているブラウザでは、それぞれのラインの上にカーソルを置くとハイライトされます。
以下、クリックすると元のサイズのSVG画像が表示されます。
Webサーバーのデファクトスタンダード、Apache。最初の2年間はほぼドキュメント作りに費やされ、なかなか難産だったことが伺えます。
Java用のメイクツールであるAnt。少人数で作られています。
コミットしている人数も少なくアウトプットも安定しているPostgreSQL。
プログラミング言語のPython。最初のうちはほぼ1人で作っていたというのがすごい。
こちらは同じ作者による「Code_swarm」同じくソフトウェア開発を視覚化したものです。作成者の名前が泡のように現れては消えていきます。開発が活発なときはどかどかと名前が現れて面白いです。
code_swarm – Eclipse (short ver.) on Vimeo
code_swarm – PostgreSQL on Vimeo
どちらもオープンソースソフトウェアとして制作ソフトが公開される予定ということです。デスマーチに悩む人は一度自分の会社のプロジェクトを視覚化してみるといいかもしれません。
ソース:code_swarm
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