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普通の主婦に1700年分のプリンター用インクを強引に売りつけたオフィス用品販売会社に罰金刑


電話や対面でのセールス攻勢はものを売るのにどうしても必要になるもの。しかし、基本的にはお客にとって最善の選択となるようによく考えなければなりません。家に1台しかプリンターをもたない農家の主婦に1700年分ものインクを売りつけるという、かなり強引な販売会社に罰金刑がくだされました。

強引な電話セールスの被害にあったのは、オーストラリアはクイーンズランドで牧畜業を営むとある夫婦。彼女はプリンターのインクの交換頻度は10ヶ月に1度という超ライトなユーザーですが、そんな彼女に対しメルボルンのCorporate Office Supplies社が執拗な電話セールスを実施、まず彼女に56個のインクカートリッジを売りつけました。

これだけでも実に約47年分という途方もない量なのですが、同社はその後も強引かつしつこく売り込みを続け、さらに1984個分のクーポンを買わせた挙句、今度はその代金の支払いを催促する電話をかけつづけました。夫が気づいた時には、代金総額8万豪ドル(約692万)という凄まじい被害となっていたのです。

この強引なやり方に対し、ヴィクトリア民事行政審判所は同社が「率直に言って馬鹿げた量の非良心的な売り込みを行った」と批判。「1台しかプリンターを所有していない家庭に2000本以上のインクカートリッジを売りつけるというのは違法行為であると言っても言い過ぎではない」と、同社に9万豪ドル(約780万円)の罰金を課しました。

ソース:Cold callers sold farming couple enough printer ink to last 1700 years

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