アートとデザイン

長崎原爆投下の翌日の爆心地を撮影した写真がオークション出品へ


長崎に原爆が落とされた翌日(1945年8月10日)に長崎市内の爆心地付近を撮影した写真が、イギリスの老舗オークションハウス「ボナムス(bonhams)」に出品されています。この新たに見つかった写真は、第二次世界大戦時の従軍カメラマン・山端庸介氏が撮影し終戦直後に現像されたもの。原爆投下直後の長崎の生々しい姿が記録されています。

この写真は、プロパガンダに使用するために福岡市にいた従軍カメラマン・山端庸介(やまはた ようすけ)が、電車・徒歩で原爆投下の翌日(8月10日)に爆心地まで行って撮影した作品です。2台のカメラを使用して119枚の写真を撮影したと言われており、8月21日の毎日新聞に掲載されました。しかし、9月以降のアメリカ占領下では原爆に関する全ての情報・報道がGHQにより規制され、サンフランシスコ条約が発行されるまでの約7年間は公開することが出来なかったのですが、現在では世界で最もよく知られている写真の一つに数えられています。

今回発見された24枚の長崎の写真は、1945年から1946年頃大阪に住んでいたアメリカ人のMP(ミリタリー・ポリス)が大阪の市民から押収し写真アルバムに保存していたもので、250枚に及ぶ日本の写真の中の一部です。この若いアメリカ人MPはこの長崎の写真やその重要性について詳しい知識や無かったため現在までアルバムに残っていたようです。

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いずれの写真も現在は非常に有名な作品ですが、撮影直後に現像され色褪せたセピア色の写真の迫力は相当に重いものを感じます。オークションでの落札予定価格は260万円から360万円と予想されています。

ソース:Bonhams : The Bombing of Nagasaki After Yosuke Yamahata: A collection of 24 photographs taken the day after the bombing [Japan], 1945-46

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