科学と技術

航続距離200kmを超えたレトロデザインの電動バイク「Johammer」


バイクの世界では「レトロ風」というのが1ジャンルとなっていますが、こちらの「Johammer」は古いスクーター風のカウルに、航続距離200kmという画期的な電動デバイスを詰め込んだバイク。こうした新しい乗り物がどんどん普及してほしいものです。


1. 開発したのはオーストリアで電動モビリティやそのバッテリーを開発するJohammer社。非常に古いスクーターのモチーフを持ち込んだような、独特なデザインとなりました。

2. 動力は後輪内部に位置するインホイルモーター。ハブセンター・ステアリング式のフロントホイルとあいまって、内部のデザインの自由度がかなり上がっています。

3. そういうわけで中身はほぼ全部バッテリー。

4. 回生ブレーキも組み込んだモーター部分

5. 意外とタイヤは細いように見えますね。

6. 12.7kWhのバッテリーはとにかく巨大です。4年間で85%の性能維持、20万kmの寿命を保証しています。

7. メーター等はミラー下部に表示する方式

8. なんといっても400ccバイクと同程度となる200kmの航続距離を達成しているのが画期的です。

デザインはレトロでかわいい感じなのですが、いずれの機構も最新式な上生産数もそれほど多くはないのでお値段がちょっとすごいことになっております。2万3千ユーロ~2万5千ユーロ(約318~346万円)と車が買えそうなお値段。

ただし同社では「電動バイクでゆくオーストリア・ツーリング」ツアーも用意されていて、工場見学とセットの1日レンタルを290ユーロ(約4万2千円)で提供しています。

ソース:Elektromotorrad | JOHAMMER e-mobility

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