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南極で最も危険な気象状況「Condition 1」時に南極観測基地の扉を開けるとこんな感じ


想像を絶するようなことが起きる南極において、最も危険な天候条件を示す「Condition 1」が発令されている時に、南極観測基地の扉を開けてみた映像です。地獄につながっている扉はここにありました。

アメリカの南極観測基地「マクマード基地」で Anthony Powell さんが撮影した映像です。ちょっと楽しそうに扉を開けているのは妻の Christine さんとのこと。ちなみに「マクマード基地」は南極観測基地で最も規模の大きい基地の一つで、夏季滞在人数は1000人を越え冬季の越冬隊も200人を上回ります。

動画はこちらから。
Antarctica Condition 1 Weather – YouTube

南極の天候条件は「Condition 1」〜「Condition 3」の3つにクラス分けされています。天候が良いとされる条件の「Condition 3」でもかなり厳しい環境なのですが……。

●「Condition 1」
危険な天候のため外出禁止。
・風速:55ノット(26.8m/s)以上
・視界:30m以下
・風速冷却:−73 °C 以下

●「Condition 2」
好ましくない天候。外出は許可されるが推奨されない。
・風速:48 〜 55ノット(24.5 〜 26.8m/s)
・視界:30 〜 400m
・風速冷却:−60 〜 −73 °C

●「Condition 3」
好ましい天候。全ての外出は許可。
・風速:48 〜 55ノット(24.5m/s)以下
・視界:400m以上
・風速冷却:−60°C以上

またこちらの動画は、同じ作者 Powell さんが撮影した南極の一年を記録したタイムラプス映像です。
Antarctica Time lapse: A Year on Ice – YouTube

とんでもない南極の気候を見てしまった後では、こちらの「南極一人旅中、とあることで狂喜乱舞した瞬間をとらえた動画」の気持ちが痛いくらいに理解出来ますね。

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