科学と技術

たった1列なのに超高速でタイプできるソフトウェアキーボード「The Minuum Keyboard Project」


モバイルデバイスで困るのが文字入力。小さく作ってあるため、ソフトウェアキーボードのキーが小さすぎて上手くタップできない人もいると思います。こちらの「Minuum」はわずか10個のキーが横1列に並んだだけ。ひとつひとつのキーの幅が大きくとれるほか、強力な予測アルゴリズムで多少乱雑なタイプをしてもスペルを補正してくれるというすぐれものになっています。


スマートフォンのキーボード、といえば、どうがんばっても画面の半分を埋めてしまうものがほとんどでした。

画面のサイズが変わってもこの面積はあまり変化しません。

ごく当たり前のように使っていますが、デスクトップパソコンだと「画面が半分隠れる」というのはこういう感じの異常事態です。

そもそも100年以上前に作られたタイプライターのインターフェイスをそのままスマートフォンに持ち込むから悪いのです。ではどうするか。

「Minuum」はほぼ1列のインターフェイスと、入力単語予測アルゴリズムを組み合わせたまったく新しいキーボード。

3文字分のエリアで1キーとして判定されるので、指が太くても隣のキーを押してしまうことはありません。

3文字はごく一般的なQWERTYキーボードの配列を組み合わせたもので、普通のキーボードを使っている人もスムーズに移行できます。例えば「HELLO」と打ち込みたいときは、一番上の段で「YEOOO」と打ち込むとアルゴリズムのほうで判別してくれます。

判別エリアが広くとれて、適当に打ち込めばアルゴリズムのほうでスペルを正してくれるというのは、こういうパッド型インターフェイスではものすごく効率がよくなります。

こちらはジェエスチャーで文字を打ち込んでいる動画。左右のフレでキーを指差すわけですね。

腕に「Minuum」をペンで書き、腕時計からの距離を赤外線測定してどのキーを押したか判別しているところ。機械的には1列のキーボードなので、いろいろなところにすぐ仕込むことができます。

動かしているところの動画はこちらから。小さなデバイスなのに、ものすごい速度でタイプできています。
The Minuum Keyboard Project – YouTube

Minuumは現在出資募集中。Android/iOSだけでなく様々なデバイス用に開発キットを提供する準備があるようです。

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