アートとデザイン

ゴミから作り出した楽器で子ども達に音楽教育を与える交響楽団のドキュメンタリー「Landfill Harmonic」


今なお世界各地に残るスラム街。南米・パラグアイではゴミ処理場の近くに居を構え、リサイクル業で生計を立てている人の集落があります。そうしたスラムに住む子ども達に音楽教育を与えるNPO「Recycled Orchestra」の活動を記録したドキュメンタリーフィルム「Landfill Harmonic(ゴミ処理場管弦楽団)」の予告編です。


音楽教育というのは非常にお金と時間がかかるもの。スラムで暮らす人からすれば文字通りバイオリン一丁が家一軒よりも高価になります。とても普通の楽器を購入することはできません。

そこで「Recycled Orchestra」では、ゴミから楽器を作りだし、それを使った楽団を結成。貧困層の子ども達に音楽教育を与えています。

ドラム缶のチェロでバッハを弾く少年。

貧困と犯罪はすぐに結びつきます。非行から子どもを守るべく、こうした教育活動が行われています。

動画はこちらから。「人々はまずゴミを簡単に捨ててはいけないな、と思うだろう。そして『人間のことも簡単に見捨ててはいけないな』と感じるはずだ」という最後の言葉が印象的です。
Landfill Harmonic teaser – YouTube

南米ではこうした音楽による福祉・教育活動が多くあります。ベネズエラでは「エル・システマ」というNPOが若い人たちに音楽教育を施し、犯罪から守る活動が行われており、そこから生まれた交響楽団「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」は南米のみならず、世界中で高い評価を受けています。

日本公演のアンコール「ウェスト・サイド・ストーリー」から「マンボ」と、南米を代表する作曲家、ヒナステラのバレエ組曲「エスタンシア」から終曲の踊り。まさにお家芸、サウンドが分厚いです。
シモンボリバル・ユース・オーケストラ ノリノリのアンコール! – YouTube

ソース:Landfill Harmonic

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