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全ての人を洗濯の労働から解放する約3000円のポータブル人力洗濯脱水機「GiraDora」


洗濯と言うのは手でやるとものすごく体力と時間がかかってしまい、他のことをやる余力がなくなってしまいます。特に発展途上地帯ではこの余力で生活費を稼がなければいけないわけですから洗濯の省力化は大きなポイントとなります。このプロジェクト「GiraDora」はそこに注目、足こぎ式の人力洗濯脱水機を開発し、この問題に対抗します。


「GiraDora」はわずか40ドル(約3200円)で生産できる足こぎ式の洗濯/遠心脱水機

現在の設計はこんな感じ。なお、プロトタイプは野菜の水切りを行うサラダスピンナーを利用したものでした。

ペルーの高地のスラムでは水も電気も不足しています。

そのため給水車が通いますが、水の量は限られてしまいます。清潔な水を得て、必要最小限の水で生活するのはものすごい手間と時間がかかります。

また洗濯機が使えないので洗濯に必要な時間は1日6時間。これを週に3~5回、乾燥に最大3週間ともなると他のことをして生活費を稼ぐ時間がなくなってしまいます。これでは貧困から脱出することはできません。

「GiraDora」はこうした水不足と時間不足を同時に解決するために開発されたもの。より少ない水と時間で効率よく洗濯が可能になります。

中身はほぼサラダスピンナー。プロトタイプではもみ洗いマシンと脱水マシンが分かれていましたが、この完成モデルでは2つの機能が一体になるそうです。

持ち運びも簡単なデザイン。

時間が浮くことの他にも手荒れ、筋肉の痛み、腰痛など洗濯に伴う問題や、脱水機能によってよく乾燥させない衣類にカビが繁殖してしまうことなども防げるとされています。

さらに、個人の洗濯能力が飛躍的に向上することで、村の中に「クリーニング屋さん」が誕生することで村の外で働ける人が増えれば、コミュニティ全体の経済活性も高まります。

実際に家事にかかる時間が大きく減少するのかどうか、というのは例えば家事労働におけるジェンダーの問題や、外に雇用があるのかという経済の問題などがあって、一筋縄ではいきません。そうした問題にたいしてこの「GiraDora」はスポットライトを当てるチャンスとなるのではないでしょうか。

現在は設計が進行しており、おそらく2013年までには一般向けに生産・販売が始まるそうです。独り暮らしの人にも便利なように思います。

動画はこちらから。
GiraDora Information Video – YouTube

ソース:GiraDora – Safe Agua | Dell Social Innovation Challenge

GiraDora – human-powered washer & spin dryer on the Behance Network

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