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「スターバックスで仕事するのお断り」海外サイトのネタ記事が話題に


カフェなどにノートパソコンを持ち込んで、場所を選ばずに仕事をするという「ノマド」というスタイルが近年日本でも話題になっています。アメリカでは様々な飲食店で無線LANを使うことができるので、こうした姿は珍しくはないのですが、そうした中でとあるサイトが「スターバックスが映画の脚本家の出入りを全店で禁止」というジョーク記事を投稿し、話題を呼んでいます。


ジョーク記事を掲載しているのは、ハリウッド映画関係のウソニュースをたくさん掲載しているHollywood & Swine。ちょっとブラックな内容が多いのですが、「スターバックスが映画の脚本家の出入りを全店で禁止」記事はこんな感じでした。

スターバックス、全世界の1万9千435店舗で脚本家の立ち入りを禁止:全米脚本家連盟は争う構え

国際的コーヒーチェーン、スターバックスは本日、全世界の1万9千435店舗で脚本家の立ち入りを禁止、このルールは即日発効すると発表した。これは、脚本家がほとんどカネを使わないばかりか、彼らが「捨て鉢で気の滅入る雰囲気を発して他の客の迷惑になるため」と同企業の調査で分かったため。

加えて、無料で提供されているコーヒー用の合成甘味料をくすねていく事案について、脚本家が最も多くを占めていることも判明した。

「今日から脚本家の魔の手から、全世界の1万9千435店舗は自由になる」と同社CEOのハワード・シュルツ氏は語る。また「いや、1万9千484店舗だったかな?決定してから49店舗増やしたんだ」とも付け加えた。

シュルツ氏は続けて、スターバックスの客からよい脚本が生まれた証拠を同社が見つけられなかったと説明、内部の調査では大多数のライターが「フェードインする、それから……」とタイプするやいなやWords With Friendsで遊び始めることも分かったという。

しかし2007年のストライキ以来、存在感を失いつつある全米脚本家連盟はこれに反発。「スターバックスで次の大作の脚本を書いている脚本家は、南カリフォルニア(訳注:映画産業が盛ん)の観光名物ではないか」と、連盟の会長であるクリス・カイザー氏は怒りを露にした。「脚本家は、二流で高すぎるコーヒーと並んでスターバックスの同義語といっていい」

連盟はスターバックスに抗議する一方、まだ同社の店舗で執筆したいと考える脚本家達に対してはバリスタとして勤めてはどうかとも提案している。「脚本家の多くが失業状態にあることを考えると、これは双方にとってWin-winの選択肢ではないか」とカイザー氏は、iPadでWords With Friendsを遊びながら語った。「仕事にも就けるし、空き時間には脚本も書けるのだから」

同サイトのコメント欄で、身に覚えのある脚本家と思しき人たちは大ウケする一方、「実際、最近はどこにいってもノートPC持ってる人でいっぱいだよね」とジョーク記事ながら共感する人も多数いました。コーヒー代には数時間もの照明費、空調費、そして居座る人が使用するPCの電気代はおそらく含まれていないわけで、「カネを払ったんだから居座ってもいいだろう」というよくある反論には少し首を傾げたくなる部分もあります。「ノマド」は「遊牧民」の意味ですが、本当の遊牧民は自給自足をするものではないでしょうか。

ところで、映画の脚本はどうなのかちょっと分かりませんが、コーヒーショップで書き上げられた大ベストセラーなら、少なくとも一つ存在します。「ハリー・ポッター」シリーズがそれ。こうした例もあるだけに、情報交換の拠点としての地位をを守りつつ、フェアな使用をどう促していくか、という辺りにインターネット時代のカフェのあり方が問われるといえそうです。

ソース:Starbucks Bans Screenwriters From All Locations

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