「Apple I」から「iPhone 4」までApple製品の進化の歴史をまとめた画像45枚
筐体のデザインは性能には直接関係しないものの、所有欲をくすぐるためには必須の条件。Apple社の製品がウリにし続けているポイントでもあります。ガレージで開発された手作りキット「Apple I」から2010年の「iPhone 4」まで、進化の歴史をまとめてみました。
1. 1976年 – Apple I
スティーブ・ウォズニアックがほぼ独力で開発した、世界初のパーソナルコンピュータの一つ。
2. 1977年 – Apple II
技術者以外の一般の愛好家でも使用可能なコンピュータとして製造された最初のオールインワンタイプのコンピュータ製品。
3. 1978年 – Disk II
AppleⅡ用フロッピー・ディスク・システム。
4. 1979年 – Apple II Plus
マイクロソフト社製「Applesoft BASIC」が搭載され、電源投入時にBASICインタープリタが起動したマシン。
5. 1980年 – Apple III
商業的に失敗に終わってしまったビジネス向けパーソナルコンピュータ。ウォズニアック氏によると3億ドルもの損失を生み出してしまったそうです。
6. 1983年 – Lisa
パーソナルコンピュータ初のGUI環境を搭載したマシンでしたがあまりにも高価すぎて売れず、税金節約のため埋め立てられたという悲劇のマシンでした。
7. 1983年 – アップル・マウス
Apple Lisaで初めて導入されたマウス。写真は歴代のApple製マウスがずらっと並んでいます。
8. 1984年 – Apple IIC
「Apple II」ラインの4番目の製品にして、Appleの伝説的なデザイン規則「Snow White design language」が初めて適用されたモデル。ドイツのフロッグデザイン社によるもので、Apple社といえばこのテイストという人は多いのでは。
9. 1984年 – Macintosh(128k)
初代Macintosh。
1984年のスーパーボウル放映に向けて、映画「エイリアン」や「ブレードランナー」で知られるリドリー・スコットが制作したMacintoshのCMです。
10. 1985年 – Macintosh XL
Apple Lisaの改良型のパソコンで、初代Macintoshのエミュレータが同梱されていました。
11. 1986年 – Macintosh Plus
日本語が使えるようになった初めてのMac。
12. 1987年 – Macintosh SE
この機種では、USBの元の技術となる世界初の汎用シリアルバス・システムADB(Apple Desktop Busが採用されています。
13. 1988年 – Apple IIc Plus
「Apple II」ラインの6番目かつ最後の製品。
14. 1988年 – Macintosh IIx
Macintosh IIのアップデートモデル。
15. 1989年 – Macintosh SE/30
最大RAM容量が128MBと当時としてはかなりのハイスペック機として一世を風靡した名機。
16. 1989年 – Macintosh portable
バッテリ駆動する初めてのポータブルPC。1991年にスペースシャトルのミッション・STS-43において、宇宙からメールを送信したときに使用されたマシンです。
17. 1990年 – Macintosh IIfx
CPUは40MHz(Motorola 68030)、メモリは最大128MBのハイスペックマシン。
18. 1991年 – Macintosh PowerBook 140
現在のノート型PCの先駆けとなったマシン。
19. 1993年 – Apple Newton
世界初のPDA(携帯情報端末) と言われているマシン。
20. 1993年 – Macintosh LC 575
ディスプレイ一体型機。ジョブズが追い出されどん底だった時代は、機能はともかくデザインはぱっとしないものが多いような。
21. 1995年 – PowerBook 5300
CPUにPowerPCを搭載した初のPowerBook
22. 1996年 – Power Macintosh 7220
筐体が従来のプラスチックから金属に変わった機種
23. 1997年 – 20th Anniversary Macintosh
全世界で12,000台のみ限定生産された20周年記念モデル。スピーカーはBose社のものだったりキーボードは革張りだったりとかなり高級感が漂っていますが最後は投売りされました。日本の中古ショップでも沢山見かけられたように思います。
24. 1998年 – iMac G3
スティーブ・ジョブズが復帰したとたんこのアヴァンギャルドさ。一時期はみんな半透明な樹脂を使ったデザインを採用したほどインパクトを与えました。
25. 1999年 – Power Macintosh G3
ポリカーボネート製の半透明筐体で、FireWire、USB、ATA-4など、当時の規格が初めて採用されたPower Macintosh。
26. 1999年 – iBook
貝殻っぽいボディデザイン「クラムシェル」が、ノートPCのイメージを大きく変えました。
27. 2000年 – Power Mac G4 Cube
ポリタンク型のPower Macintosh G4とiMacの中間に位置されるモデルとして発売されたマシンであり、デザイン性がとても高く現在でも熱狂的なファンが数多く存在しています。
28. 2001年 – iPod
初代iPod。カセットテープと全く同じ大きさです。
29. 2001年 –PowerBook G4
PowerBook最後のシリーズとなりました。
30. 2002年 – iMac G4
稼働アームによって液晶ディスプレイを自由に操作できるオールインワンPC。
31. 2003年 – iBook G4
インテルアーキテクチャへ移行のため、安価なiBookシリーズとして最後の製品になりました。
32. 2003年 – PowerMac G5
Mac初の64bit CPU採用機種で、筐体はアルミニウム合金。
33. 2004年 – iMac G5
液晶と本体が一体化した薄型モデル。ディスプレイと一体になったデザインにこだわり続けています。
34. 2004年 –iPod mini
iPodに比べ大幅に小型化されたことにより世界で爆発的なヒットとなった。
35. 2005年 – iPod nano
iPodの小型デジタル音楽プレイヤーの第2弾。この「iPod nano」の登場により「iPod mini」が生産終了しました。
36. 2005年 – iPod shuffle
情報表示画面がなく、とてもコンパクトなiPod。
37. 2005年 – Mac Mini
CDジャケットより少し大きいくらいの最小のMacintoshデスクトップ機。
38. 2006年 – MacBook Pro
「PowerBook G4」シリーズに置き換わるものとして、Intelチップを搭載したノートPC。
39. 2007年 – iPhone
アップル社製のスマートフォン。初代はこんな色使いだったのです。
40. 2007年 – iMac
IntelのCPUへ移行したiMac。
41. 2007年 – Apple TV
パソコン上のiTunesライブラリのコンテンツを普通のTVで楽しめるという製品。ハックするとかなり優秀な動画プレイヤーになったそうな。現在はインターネットにつながって直接映画を買ったりYouTubeの動画を見たりできる第2世代が売られています。
42.2007年 – iPod Touch
iPodシリーズの音楽プレーヤー・PDA。
43. 2008年 – MacBook Air
史上最も軽量・薄型なMacintosh。しかも安い。
44. 2010年 – iPad
Apple製のタブレット型コンピューター。
45. 2010年 – iPhone 4
丸みを帯びたデザインから、直積的なデザインへ変更されました。先日アップデート版の「4S」が発売になっています。
こうして並べてみると、90年代前半のジョブズ不在時代とそれ以外で、こうもデザインの方向性が変わってしまうのかという点に驚きを禁じえませんね。
ソース:1976 – Apple I Pictures – CBS News
晋遊舎 (2011-08-19)
売り上げランキング: 164
関連記事
神秘の調和、アップル社のプロダクトデザインに隠された「黄金比」 - DNA
スティーブ・ジョブズ自身が朗読した「Think Different」の未公開バージョンCM - DNA
スティーブ・ジョブズ氏を世界各地で追悼している人々の写真20枚 - DNA
Windows、Apple、Linux、それぞれのトラブル対処方法を比較してみる - DNA
iPhone→iPadへの進化から、Apple製品の未来を大胆予想するとこうなる - DNA
サムスンがどれくらいアップルからパクっているのかがよく分かる画像いろいろ - DNA