科学と技術

目に見えない特殊な信号を照射して映画の盗撮をシャットアウトするためのデバイス「DFS-3」


撮影機器の小型化・高性能化によって、映画館でスクリーンを盗撮する「カム撮り」による海賊版の被害が止まりません。そこで盗撮を妨害するシステムが色々と考えられているわけですが、横浜の「アイセフ」が開発したものもその1つ、カメラにのみ写りこむ不可視光線を照射することで盗撮を妨害することが可能です。


これが盗撮防止装置「DFS-3」。不可視光線を照射するLEDを約2300個搭載しています。

これをスクリーン裏から照射することでカメラのピントを狂わせ、かつ中央に×印を浮かび上がらせる仕組み。カメラにのみ写る光線なので、映画鑑賞の邪魔になることはないそうです。

×印をモールス信号のパターンで光らせることで、上映している映画館や日付なども焼き付けることが可能とのこと。また、盗撮防止だけでなく、アクティブシャッター方式の3Dメガネのコントロールにも使えるそうです。

劇場内盗撮を現行犯で取り押さえるにはこんなデバイスもいいのかも。これは赤外線ビームを点滅させ、スコープに反射させることでスナイパーを発見するデバイスの動画。米軍ではこれと似たものがGPSなどと組み合わせて利用されています。

YouTube – laser sniper detector?

スクリーンの上からこれで劇場内を監視する日が来るのでしょうか。それともコストに負けて劇場公開映画は少なくなっていくのでしょうか。

ソース:iSAFE 盗撮防止装置 DFS-3 のページにようこそ!

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