「わたしの電話を返せ!!!!!」……「iPhoneを探す」機能のバグのせいで人が殺到する家がある
iPhoneが盗難されたり紛失したりした時に大活躍するのがいわゆる「探す」機能。ガジェットの現在位置を調べることができる大変便利な機能ですが、謎の不具合によって、自分の家にiPhoneを探す人が殺到して困っている人がいるそうです。
テキサス州に住むスコット・シャスターさんの目下の悩みは「わたしが失くしたiPhoneがこの家にあると『iPhoneを探す』機能が言っている!!」という人が殺到していること。もちろんスコットさんには身に覚えがなく、怒り狂った来訪者をなだめるのに毎回苦労しているそうです。家には小さな子どももいるため、Apple社には何度も問題を報告しているそうですが改善しないとのこと。
「iPhoneを探す」機能は周辺の基地局やWi-Fiのアクセスポイント、GPSといった様々な情報から位置を取得・推定しますが100%正確なものではないようで、Apple社のフォーラムにもいくつか同じような例が報告されています。
スコットさんの家は周辺が分譲住宅だった時のモデルハウスで、このため住所が共有だった時代があるそうで、このため周辺の位置情報がすべて自分の住所を指し示すのが原因ではないか……とスコットさんは推測しています。
動画はこちらから。
‘Find my iPhone’ glitch leads angry residents to Richmond man’s home – YouTube
機械は人間の設定した通りに動くので、人間が誤ったデータを与えれば謝った結果を返してきます。位置情報を元にしたサービスは現実社会に大きな影響を与えてしまうので、開発するほうは大変ですね。
99台のスマホを台車で運びGoogleマップ上に「ニセ渋滞」を作り出すインスタレーション – DNA
Why Strangers Looking for Their Phones Are Going to This Man’s Home | Inside Edition
関連記事
メンテの職を失わないよう自作スクリプトにわざとバグを仕込んでいた男に懲役10年・罰金約2600万円の求刑 - DNA
オープンソースOS「Ubuntu」には「火曜日だけ印刷できない」という奇妙なバグがあった - DNA
一部のスキャナで「勝手に原稿の数字を書き換える」エラーが出ることが明らかに - DNA
アメフトの試合中、乱入したニセ審判が勝手にゲームを中止して大乱闘に - DNA
サッカー中継のAI(人工知能)制御カメラ、ボールと間違えツルツル頭の副審を追い続ける - DNA