世界のびっくりニュース

オープンソースOS「Ubuntu」には「火曜日だけ印刷できない」という奇妙なバグがあった


人間も金曜日には絶好調で月曜日に調子が悪くなる人が多いようですが、Linuxディストリビューションのひとつ「Ubuntu」には「火曜日だけプリンタで印刷できなくなる」という奇妙なバグがあったそうです。


一般的にプリンタを使って印刷する場合、文字や画像などを「PostScript」ファイルに一度変換してからプリンタに送信します。

さて受信側では、この中間ファイルが本当に「PostScript」かどうか汎用プログラム「file」がチェックしてからプリンタに送ります。そのチェックルーチンにバグがあって「火曜日」を表す「Tue」が日付データに含まれていると、「PostScriptファイルではない」と誤認して処理が終了してしまったそうです。

現在は修正されているということですが、それにしても不思議なのはいったいどのようにしてこのバグを再現させたのか……気づかなければ「たまに印刷できない」というバグでしかないだけに、やはりプログラミングには何らかのひらめきと、そして決して諦めない不屈の精神が必要なのかもしれません。

ソース:Comment #28 : Bug #255161 : Bugs : “cupsys” package : Ubuntu

Bug #248619 “file incorrectly labeled as Erlang JAM file (OOo do…” : Bugs : “file” package : Ubuntu

関連記事

難病をおしてオープンソースコミュニティに貢献し続けた男に絶賛の声 - DNA

一部のスキャナで「勝手に原稿の数字を書き換える」エラーが出ることが明らかに - DNA

「スーパーマリオブラザーズ」新発見のバグによって全面クリア世界最速記録が1秒近く更新 - DNA

ハッカー達の時代、MS-DOSコンピュータ・ウィルスの挙動はこんなにもユニークだった - DNA

なぜPCのキーボードは「3キー以上の同時押し」ができないのか - DNA

Photoshopの全コマンドを配置した巨大キーボード「SHORTCUT-S」が出資募集中 - DNA

Apple社のキーボードについてる「コマンドキー」アイコンの元ネタはコレだった - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧