世界のびっくりニュース

不法入国者を探して電撃を加えるドローンを作ろうとしたスタートアップ企業が炎上


人間に危害を加えることができる無人運用ドローンについては、政府による人権の弾圧に用いられる可能性がある……とディストピア的SFでよく語られていますが、それを地で行くようなドローンを開発しようとした、とあるスタートアップ企業が炎上していました。

問題となったのはThe Intercept紙が入手したこちらのプロモーション動画。

この動画は法執行機関向けに各種ドローンを開発・納入しているアメリカ・ネヴァダ州のBRINC社が2018年に制作した、とされるもの。アメリカ=メキシコ国境の荒地にて当時18歳の若きCEO、ブレイク・レズニック自身が、国境警備支援システム「ウォール・オブ・ドローン」を用いて、国境を越えてくる不法入国者をいかに探知、追跡し、遠隔で尋問、テーザーで拘束できるかを解説します。

先のトランプ政権ではメキシコ国境に長大な壁を作る計画がありましたが、山岳部など地理的に実現な困難な地域もありました。レズニックはこれに着目し、数百基のドローンで国境からの侵入を防ぐ「ドローンの壁」を売り込むつもりであったようです。

BRINCはシリコンバレーのベンチャーキャピタルから合計2500万ドルを調達するなど急成長中、CEOのレズニックも数々のメディアに取り上げられるなど注目されている中で、このような動画が流出したためSNSを中心に炎上。BRINC側は「こうしたシステムは実際には完成に至らなかった」と謝罪を表明しています。

作ろうとしたものがひどいのはもちろんなのですが、こんなにどんなものでも炎上しがちな昨今、広報のノウハウはもっと知られてもいいのではないでしょうか。
オバマ大統領の不謹慎写真がTwitterで炎上 – DNA

ソース:Video: Brinc Pitched Tasing Migrants From Drones

関連記事

トランプ大統領のツイートを物理的に炎上させ続けるTwitterアカウント「@burnedyourtweet」 - DNA

アニメ「シンプソンズ」でJudas Priestを「デスメタル」と呼んでしまい炎上 - DNA

「新学期はこのライフルを買ってヒーローだ!」アメリカの小売店の宣伝が炎上 - DNA

中国の幼稚園の始業式イベントで行われたポールダンス鑑賞会の動画がネットで炎上 - DNA

ネットで写真が拡散する速さを12歳の娘に教えるための実験が暴走して大変なことに - DNA

乱射事件の死者数を予想するギャンブルを主催したニューヨークのバーがネットで炎上して立入検査 - DNA

「卒業証書はキスと引き換えだ」教室で女子生徒にキスをさせていた教師の画像がアップされて炎上 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧