科学と技術

スマホサイズに小さく折り畳めてパカっと開くリボルバー「Switch-Gun」


職業上、あるいは教義信条上、あるいは趣味上の理由で常に銃を携帯しておきたい、という人が多いアメリカ。それだけに銃の持ち歩き用ガジェットには実にユニークなものがたくさん存在します。こちらの「Switch-Gun」もその一つ。ポケットに楽々入り、折りたたみナイフのようにボタンひとつでパカっと開きます。

アメリカは東北部、スタンダード・マニュファクチュアリング社がリリースしたのがこちらの「Switch Gun」。飛び出しナイフを意味する「Switch Blade」にかけたネーミングの通り、ボタン操作でパカッとメカ部分が飛び出してきます。会社のロゴが名門銃器メーカーのスミス・アンド・ウェッソン社のものに似ているのが気になります。

折りたたまれるとトリガー全体をカバーして安全状態に。ステンレス製で.22マグナムを使用し、護身用としては最低限のパワーもあります。

ホルスターやカバンから引き抜くのと比べてひと手間あるのですが、反面グリップ部分を大型化できるので保持するのは普通の小型ハンドガンよりも簡単そう。

折りたたんだ状態からパチっと開く動画はこちらから。
Best 22 Magnum for Self Defense….Introducing the Switch-Gun™ – YouTube

こうした折りたたみ銃を専門としていたと思われるブレーバーマン(R. J. Braverman)社もまた、90年代に折りたたみ式のリボルバーを試作していました。この動画中のペン型のものはアメリカン・デリンジャー・カンパニー(ADC)社と共同で少数が生産されたようですがリボルバーの方は両手の指ほどの数しか作られなかったとのことで、Switch Gunの運命もどうなってしまうのか……。
Rare R. J. Braverman folding revolver and Stinger Pen Gun – YouTube

ともあれ、折りたたみ式は四角いシルエットになって携行時にひっかかりにくい、グリップを大きく取れるというメリットがあって時々ユニークなプロダクトが登場します。最近では自動式でも折りたたみ式のものを見かけることがあります。
グリップのところで真っ二つに折りたためるハンドガン「Fullconceal M3」 – DNA

ソース:Switch-Gun™ – Standard Mfg. Co. LLC

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