アートとデザイン

透明なプラスチックボディの「刑務所仕様」な電化製品を紹介する動画


1998年、半透明のボディで登場した初代iMacはトランスルーセントブームを巻き起こしましたが、実は現代でも「透明ボディ」が好まれるマーケットがあります。それは刑務所。中身が見えたほうが色々都合がよい、ということで色々な「刑務所仕様」の電化製品が作られています。

アメリカの刑務所の規則では、武器にできるとか中にものを隠せるものはダメなど制限があるものの、電気製品が持ち込めます。例えばこちらのカセットテープ、一番右はネジ止めで分解できて中にものが入れられるので不可、一番右は中身が分からないので不可となります。

カセットテープの売上げの結構な割合を刑務所が占めるそうで、当然プレーヤーも刑務所仕様のものが存在します。安価で低機能なこういう感じのもののほうが色々と都合がよいそうですが……。

基本的にはこういう透明のものが「刑務所仕様」らしい。ちなみに録音機能もオミットされています。

音の良さよりも壊れなさ、安さ、電池の持ちのよさが評価されるそう。

なお、スピーカーのついている製品は音量が極小に絞られているので基本的にはイヤホン使用。なので透明ヘッドフォンも存在します。

なんとTVも。

懐かしのブラウン管に、デジタルチューナー付きという不思議な仕様。

カセットテーププレイヤーにポータブルラジオ、ブラウン管のTVとかなりレトロな感じのラインアップですが、最近では刑務所仕様のタブレット端末も登場するなど、ゆっくりと進化しているようです。

動画はこちらから。
Prison Tech – YouTube

なお、プロダクトはそれなりにレトロですが、外でバンバン新しい知識を仕入れた人がやって来るので、犯罪の形はかなり未来的。勝手にネットワークを構築したり、刑務所用ネットワービスの脆弱性を突いたりといった事件が起こっています。

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