人権運動の高まりを受けアメリカの名門野球チーム「クリーブランド・インディアンズ」が改称へ
映画「メジャーリーグ」の主人公格でもあったアメリカ・メジャーリーグの名門野球チーム「クリーブランド・インディアンズ」が、100年近く使用してきたチーム名を改称する動きがあることが明らかになりました。
クリーブランド・インディアンズはアメリカ・オハイオ州の野球チーム。1901年にクリーブランド・ブルースとして誕生し、1915年、同じくクリーブランドの地で1890年ごろに活躍したネイティブ・アメリカンの野球選手にちなんで、現在の名称となりました。
しかしアメリカ大陸の先住民族の俗称「インディアン」を使用するのは差別的であるとする声が長年あがっており、既に2019年にはユニフォームからチームキャラクター「ワフー酋長」を削除し、ブロック体の「C」のチームロゴに変更しています。
2020年の黒人男性に対する警官の暴力事件をきっかけとするBLM運動の高まりの中、2020年6月には昨今の社会情勢を鑑み、チーム名の変更を示唆するSNS投稿をしていました。
— Cleveland Indians (@Indians) July 4, 2020
2020年7月には、同じくネイティブ・アメリカンの俗称に由来するワシントン・レッドスキンズも改称しています。全米には他にも同じ由来の名前を持つスポーツチームが複数あり、これらがどうするかも一部では注目されています。
ソース:New York Times: Cleveland Indians to change team name after 105 years
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