黒色火薬でネズミを丸焦げにする19世紀末の危ないネズミ取りトラップ「Mouse Killer」の動画
ネズミは食物を食い荒らし病気を蔓延させる、非常にやっかいで危険な害獣。このため、今も昔もその駆除に色々な工夫が凝らされてきました。こちらの「Mouse Killer」もその一つ。ネズミ絶対許すまじ、という強い意志を感じます。
アメリカでは南北戦争中の1862年に登場した、その名も「Mouse Killer」なるネズミ取りワナ。見た目は現代のホッチキス、に見えなくもありません。
実態は、雷管の火花を黒色火薬に移して発射する、いわゆる「パーカッションロック式」ライフルと同じ仕組み。
まず開口部から黒色火薬を少量注ぎます。
しかる後、綿のワッズをつめてフタをする。
ハンマーを起こし、安全ピンをセットしてから雷管を置き、そっとピンを抜いて準備完了。
このようにネズミがレバーの下に入ると……
発火します。
火薬ガスの熱と勢いでネズミは死ぬ、というわけ。中身入りのペットボトルを吹っ飛ばせるだけに十分な威力でしょう。
家屋の中に置くと火事になりかねないのと、弾丸も一緒に詰めると銃になってしまうのと、色々ヤバいガジェットなために廃れたものと思われます。動画はこちらから。
Cannon Mouse Trap. The 1862 Mouse Killer – Mousetrap Monday – YouTube
それではやはりこういう昔ながらの捕獲方法がいいのかな……とも思ってしまいますが、ヨソのネコと喧嘩したり、そもそも働くのがキライだったりする気まぐれさがあるので、なかなか効率も上がらないようです。
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