アートとデザイン

1930年代のドイツで製造されたプロペラ推進式鉄道車両「シーネンツェッペリン」のカラー復元写真


1930年代にドイツ国鉄がたった1両のみ製造したプロペラで動く飛行船のような鉄道車両「シーネンツェッペリン」をカラーで蘇らせたのがこちらの写真。未来感にあふれピッカピカに輝く外観は圧巻の一言です。

この写真は1931年6月のドイツ・ベルリンの駅でシーネンツェッペリンを後方から撮影された写真をJecini氏がカラー復元したものです。隣のSLとシーネンツェッペリン……素敵なミスマッチ感がたまりませんね。

Jecinci – The Schienenzeppelin in Berlin – June 1931 A… | Facebook

シーネンツェッペリンは1930年初頭にドイツ国鉄が製造された鉄道車両で、航空機技術者フランツ・クルッケンベルクによって設計されました。

推進力は後方のプロペラによるもので最高時速230km/hを達成し当時の鉄道最高速度を記録しています。

しかし、構造的に連結が難しいことやむき出しのプロペラに安全性の問題があることなどから1両のみ試作がされただけで1936年に解体されています。

その他「シーネンツェッペリン」のたくさん写真や詳細につていはこちらから
80年前の「新幹線」、プロペラ推進式の超高速鉄道「シーネンツェッペリン」

関連記事

80年前に廃線となりそのまま放置されているパリ環状鉄道の廃墟写真シリーズ「By the silent line」 - DNA

レールの上をのどかに走る古いミニバン ルーマニアの山奥にある素敵な鉄道の風景 - DNA

車窓から最高の眺めを満喫できる世界の鉄道8選 - DNA

鉄道車両が鳴らす警笛のみで演奏する「パッヘルベルのカノン」の動画 - DNA

元鉄道マンの写真家による中国の鉄道の乗客たちの赤裸々な姿を捉えたモノクロ写真集「Chinese People on the Train」 - DNA

現在も破壊されたままの状態で残る、100年前に中東の砂漠に建設された「ヒジャーズ鉄道」 - DNA

栄枯盛衰を物語る、朽ち果てるまま線路上に放置されているオリエント急行の豪華列車 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧