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メキシコの刑務所のサッカー試合でカルテルどうしの抗争が発生し16人が死亡


メキシコの刑務所で行われた楽しいはずの親善サッカー試合。しかし対立する麻薬カルテルのメンバーどうしが衝突し、16人が死亡するという大騒ぎに発展しました。

事件があったのはメキシコ北部、サカテカス州シエネギラの刑務所。ここで行われていた収監者どうしの親善サッカー試合の最中、対立する麻薬カルテルのメンバーどうしのファウルをきっかけに暴動が勃発。隠し持っていた銃が使用されるなど大変な騒ぎとなりました。警備部隊が銃声鳴り響く中を出動、3時間後に事態は収束しました。

この事件で収監者16人が死亡、5人が負傷。現場では4丁の銃が発見されたとのことですが、銃による死者は1名で、残りは撲殺されたと見られています。

使われた銃は年末、家族との面会において持ち込まれたものであると考えられるとのこと。持ち物チェックが甘いのではという批判に対し、メキシコ治安当局は「面会直前の独房検査でマリファナ77袋、携帯電話、ナイフ17本、ノコギリ、ハサミ3本、メモリーディスク、ハンマー、アルコール飲料を押収している」と、いたちごっこっぷりを主張しています。

事件を起こしたゼタス・カルテルとガルフ・カクテルのメンバーは、ゼタスはガルフ・カルテルから2002年に脱退して設立されたということもあって、ものすごく仲が悪いことで有名。もっとも、ファウルがきっかけの乱闘というだけでなく、他の収監者が脱獄するために起こされた騒動、という可能性もあるそうです。

現地のニュースの動画はこちらから。

メキシコの刑務所は大変治安が悪いそうで、毎年かなりの数の死者が出ているとのこと。あるいはこちらの「電撃サッカー」方式であれば、こうした悲劇も避けられたのかもしれません。
選手にリモコン電撃を加えられる観客参加型スポーツ「電撃サッカー」の動画 – DNA

ソース:Zetas vs Gulf cartel prison soccer match ends in a bloodbath with 16 dead after dirty tackle | Daily Mail Online

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