イギリスの州議会が約20mの道路工事の迂回路に約70kmのルートを設定して住民激怒
工事をするのに、周辺の道路を通行止めにするのはよくあること。その際には事前に「迂回路」が周知されるわけですが、わずか20メートルの通行止めのために70kmの迂回路を設定したイギリスのとある州議会に対し、住民の激怒の声が上がっています。
問題の迂回路はドーセット州、州都ドーチェスターの北にあるゴッドマンストーンの街。この街を通るA352線の一部が、下水道工事のため通行止めになります。その距離約20メートルほど。
しかし問題は、この工事にあたって設定された迂回路。赤色のセクションが通行止め部分なのですが、州議会の告知ではこれを迂回するのになんと66キロメートルのルートが設定されていたのです。
現地の様子。ちょうど写真が見切れるあたりまでが通行止めでしょうか。
「普通に走れば数秒のところを、1時間かけて迂回しなければいけないとはどういうことだ」と住民は激怒。対して州議会広報は「幹線道路であるA規格の道路なので同じA道路を迂回路として設定したが、他の道を使って迂回するのはまったく問題ない」とコメントしています。
A道路の幅でないと通れないトラックなどのための迂回路でより小さな車やバイクなどは横道を使ってください、というのが結論だったということですが、イギリスのお役所は以前もこんな道路補修工事をやらかしているために色々と油断ができないところです。
これぞお役所仕事、と呼ぶべき素晴らしい道路工事の写真 – DNA
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