ほぼ本物の迫力……超音速旅客機「コンコルド」の超巨大ラジコン飛行機が初飛行に成功

2019.09.02 17:45 by wakaba

十数年ほど昔まで世界の空を飛んでいた超音速旅客機「コンコルド」の1/6サイズのラジコンの初飛行を捉えたのがこちらの動画。全長は10ｍにもおよびジェットエンジンも搭載、飛び立つ姿はほぼ本物の迫力です。

動画はこちらから。
GIGANTIC 10 METER LARGE RC CONCORDE – MAIDEN FLIGHT – YouTube

設計に約1年、制作に約2年を費やして作られた1/6スケールのラジコン飛行機。カーボンファイバー製の巨大な機体にジェットエンジン4基を搭載しています。

6. 折れ曲がる機首も再現しています

詳細スペックはこちら

全幅: 4 m（本物：25.55 m）
全長: 10 m（本物：61.66 m）
高さ: 1.85 m（本物：12.19 m）
重さ: 149 Kg
タービン: 4x JetCat P300 Pro
燃料タンク: 4×6 liters
ギア: Pneumatic
ラジオ: PowerBox CORE
レシーバ: PowerBox PBR-26D
サーボ: 18x HACKER TD2612S
エアタンク: 30 liters

コンコルドは英・仏で開発され70年代から約30年間実際に運用されていた夢の超音速旅客機。通常の旅客機が飛行高度の2倍の高度をマッハ2.2で飛行していたモンスターマシンです。

約20機ほど製造されたもののオイルショックによる燃料高騰や爆音を響かせるソニックブームなどの理由で2003年に営業飛行を終えています。

営業飛行を終えて20年近くになるのですが、空力を追求した美しいフォルムも加え唯一の超音速旅客機ということで現在でも非常に高い人気があります。

1969年に行われた本物のコンコルドの初飛行映像です。その後、1976年から2003年に定期運行されていました。
Concordes First Flight: Supersonic Travel (1969) | British Pathé – YouTube