アートとデザイン

100年前のカメラのレンズを使用して撮影された古都ウィーンの美しい動画


現在のレンズは設計にはじまり、素材から加工方法、後処理までありとあらゆる部分で研究が進み、素晴らしい性能を発揮しています。こちらはそんな高性能レンズではなく、あえて100年前のレンズを使用して撮影された動画。どの絵もノスタルジックですが、特に逆光のあるシーンの雰囲気はじつにたまらないものがあります。

使用されたのはヴェスト・ポケット・コダックのレンズ。1912年4月に登場し、そのコンパクトさとロールフィルムを使用した手軽な使用感から、第一次世界大戦では「兵士たちのカメラ」として200万台を売り上げるベストセラーとなったそうです。

色収差や逆光によるフレアはレンズの「欠点」なのですが、シャンデリアや木漏れ日のシーンにみられる柔らかな光はとてもノスタルジックで美しいです。動画はこちらから。
Shooting a Video with a World War 1 Lens (100 years old) – YouTube

最近はレンズがなくとも成立するカメラというのも研究されていますが、アーティスティックな表現をするための道具としてレンズはまだまだ使用されそうです。
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