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空港で没収された爆発物や違法薬物はどのようにして処分されているのか分かる動画


空港では日々多くの人や貨物が通過しますが、中には入ってはいけないものもあります。そうしたものは手荷物検査や税関で没収されるわけですが、さて、これらはどのように処分されているのでしょうか?

アメリカ・ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ空港では、毎日合衆国税関・国境警備局の人たちが国内に入ってはいけない人やモノがないかどうかチェックしています。9.11同時多発テロ事件の後、ぐっと厳しくなりました。

職員は大きく分けて2種類、動植物の検疫官と危険物・麻薬の取締官。

爆発物や違法薬物の検査を、麻薬犬の力を借りて行います。

ちなみに麻薬犬は危険物らしきものを見つけた時は吠えたり前足でひっかいたりすることなく、おとなしく座るように訓練されているそう。近くにいる容疑者や中に入っている爆発物を刺激しないようになっています。

武器や麻薬と並んでマズいのが植物や食べ物の類。

寄生虫や疾病をわざと混入させる生物化学兵器テロの可能性があるからです。

ちょっと実感しにくいかもしれませんが、アメリカでは検疫をすりぬけてしまったミカンキジラミのせいで、2007から2014年の間に29億ドル(約3100億円)の損害が出たとのこと。わざとやっていれば立派な攻撃になります。

もし害虫がみつかれば、無力化してから研究機関でさらなる検査が行われるそう。

一部の食べ物は粉砕、その他麻薬などは焼却されます。安全保障上の理由で焼却場の場所は極秘です。

動画はこちらから。
How Illegal Items Are Found And Destroyed At JFK Airport – YouTube

海外に行くと、荷物の検査がちょっと神経質過ぎるのではないか……と思ってしまうことは実際にあります。とはいえ時にこんな無茶苦茶な荷物が見つかってしまうこともある、となると仕方がないことなのかもしれません。
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