1500年から2018年に世界でもっとも人口が多かった10都市の推移をビジュアライズ

2019.03.20 01:30 by wakaba

日本が室町時代末期、戦国時代初頭の1500年から現在の2018年まで、約500年間でもっとも人口が多かった世界の都市トップ10の推移をビジュアライズした動画です。激しく入れ替わっていく様子がよくわかります。

動画はこちらから。

New project:

A “Bar Chart Race” animation showing the changing ranks of the 10 biggest cities in the world since 1500.

Fascinating to watch giant cities vanish after falling in conquests, and amazing that three UK cities were in the top 8 in the late 1800s. pic.twitter.com/KglMZbYobr

— John Burn-Murdoch (@jburnmurdoch) 2019年3月18日

この映像はJohn Burn-Murdochさんが作成した動画です。

統計の方法によって多少の違いはあると思いますが、それにしても中国やインドの存在感……すごいことになっています。ちなみに日本も昔から世界的な都市を複数抱えていたようです。

1500年から2018年まで100年毎の順位はこんな感じになります。

1. 1500年

1位：北京(中国)
2位：ヴィジャヤナガル(インド)
3位：カイロ(エジプト)
4位：杭州(中国)
5位：タブリーズ(イラン)
6位：ガウル(インド)
7位：イスタンブール(トルコ)
8位：パリ(フランス)
9位：広州(中国)
10位：南京(中国)

※ヴィジャヤナガル(Vijayanagar)はヴィジャヤナガル王国の首都。杭州(Hangzhou)は13世紀に世界最大都市。ガウル(Gauda)はベンガル王国の首都。

2. 1600年

1位：北京(中国)
2位：イスタンブール(トルコ)
3位：京都(日本)
4位：杭州(中国)
5位：パリ(フランス)
6位：ナポリ(イタリア)
7位：ビジャープル(インド)
8位：カイロ(エジプト)
9位：南京(中国)
10位：アフマダーバード(インド)

※ビジャープル(Bijapur)は、ビジャープル王国の首都。

3. 1700年

1位：イスタンブール(トルコ)
2位：東京(日本)
3位：北京(中国)
4位：ロンドン(イギリス)
5位：パリ(フランス)
6位：アフマダーバード(インド)
7位：エスファハーン(イラン)
8位：京都(日本)
9位：杭州(中国)
10位：ビジャープル(インド)

※エスファハーン(esfahan)は、サファヴィー朝の首都で当時の繁栄は「エスファハーンは世界の半分」と称されていた。

4. 1800年

1位：北京(中国)
2位：ロンドン(イギリス)
3位：広州(中国)
4位：東京(日本)
5位：イスタンブール(トルコ)
6位：パリ(フランス)
7位：ナポリ(イタリア)
8位：杭州(中国)
9位：京都(日本)
10位：モスクワ(ロシア)

18世紀半ばから19世紀に産業革命が起こる

5. 1900年

1位：ロンドン(イギリス)
2位：ニューヨーク(アメリカ)
3位：パリ(フランス)
4位：シカゴ(アメリカ)
5位：東京(日本)
6位：サンクトペテルブルク(ロシア)
7位：マンチェスター(イギリス)
8位：バーミンガム(イギリス)
9位：モスクワ(ロシア)
10位：北京(中国)

6. 2000年

1位：東京(日本)
2位：メキシコシティ(メキシコ)
3位：ニューヨーク(アメリカ)
4位：サンパウロ(ブラジル)
5位：ムンバイ(インド)
6位：デリー(インド)
7位：上海(中国)
8位：カイロ(エジプト)
9位：コルカタ(インド)
10位：ブエノスアイレス(アルゼンチン)