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UberやLyftなどのライドシェアのドライバーがお客を拾うのを支援するアプリ「FarePilot」


海外では少しずつUberやLyftといった「ライドシェア」ひらたく言えば白タクサービスが普及してきました。消費者にとっては便利になりましたが、ドライバーのほうはかなり上手くやらないと、お客が拾えず儲からないというのが実情とのこと。そんなドライバーにとって、こうした支援アプリは欠かせなくなってきているようです。

UberやLyftはタクシーに乗りたいお客と、近くを走っているドライバーをマッチングする、というのが基本的な仕組み。お客が集まっているエリアを走っていないとマッチングされないので、ドライバーはどの場所にいつの時間帯ならお客が多くなるのか知っている必要があります。

しかし土地勘のない場所では「いい場所」は分かりません。例えば長距離のお客を乗せた帰り道に拾いたい、と思っても知らない街では困難。また人が集まるコンサートやスポーツの試合などはタクシーの需要が高まるイベントですが、いちいちスケジュールをチェックするのも大変です。

「FarePilot」はこうした問題を解決するアプリ。需要が高そうな「ホットスポット」をリアルタイムで地図上に表示し、ナビまでしてくれます。「ホットスポット」の近くまでいけばUberなりLyftなりの業務アプリからヒットする確率が高くなるのでは……という仕組み。

動画はこちらから。
How FarePilot can help you – YouTube

実際にこのアプリを使っているドライバーによれば予測精度はなかなか高いとのこと。自分だけが知っている「穴場」も、FarePilotはばっちり把握していたとのことです。
FarePilot: One of the Best Rideshare Driver Apps Ever? – YouTube

また、月々の経費を入力することで節約する方法やお得なキャンペーンを教えてくれる機能も搭載。あちらではレンタカーを借りて白タクをやるという人も多いらしく、そうした人には割引キャンペーンは大事な情報になるのかもしれません。
FarePilot – Save Money – YouTube

日本ではライドシェア、白タク行為は違法ですが、こうした個人事業者支援アプリが生まれることで、コネクションのない未経験者でも勝負できるようにする、というのは面白いコンセプトですね。

それにしてもインターネットで呼び出した知らない人の車に乗り込む……というのは、一昔前なら非常識もいいところだったのですが……時代は変わるものです・

ソース:FarePilot – We support all professional drivers to find more fares

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