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アメリカの刑務所で受刑者がネットサービスの脆弱性をついて約2500万円相当を詐取


受刑者の福利厚生のため、アメリカの刑務所では受刑者にタブレットを与えるケースが増加しているそうですが、これにインストールされているサービスの脆弱性をついて、受刑者が2500万円相当を詐取していたことが判明し問題となっています。

事件があったのはアメリカ・アイダホ州の刑務所。受刑者はJPayというネットサービスを通じてEメールのやりとりや音楽・ゲームの購入ができます。

JPay用タブレット端末「JP5」。刑務所での使用に耐えるタフな構造となっているそうです。筐体が透明なのは不正改造を防ぐため……かもしれません。
JPay | Buy Media

サービスの利用には「JPayクレジット」を事前に購入する必要があるのですが、JPayには脆弱性があり、一定の手順を踏むことで課金せずにJPayクレジットを増やすことができるとのこと。

調査では多くの受刑者が約1000ドル(約11万円)、中には1万ドル(約110万円)ものクレジットを詐取しており、被害総額は22万5千ドル(約2500万円)にのぼるとのこと。すでに6万5千ドル(約730万円)相当を回収したそうですが、全て回収されるまでJPayは音楽とゲームの供給を中止するということです。

生活にインターネットが必須のものになりつつある現代、刑務所でもネット環境があるのが当たり前になってきましたが反面ネット由来の犯罪への加担も増えている模様。中にはこういう根性入った人もいたりして、対策が大変そうです。
アメリカの刑務所で受刑者が密かにパソコンを組みネットに接続、オンライン犯罪を行っていたことが判明 – DNA

ソース:Idaho Prison Officials: Inmates Hacked System to Get Credits | Idaho News | US News

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