これが最新型の液冷コンピューターシステムだ!ということがすごく伝わってくる動画
コンピューターの世界では送風ファンを使って冷やす「空冷」から、液体を使う「液冷」がトレンドになりつつあります。こちらもそんなシステムのデモなのですが、ほんとにドボンと漬けて冷やされる、実にワイルドな見た目になっております。
Allied Control社の展示。CPU・GPUのあたりが猛烈な勢いで沸騰しています。これぞザ・液冷。
#SC17 Cool cooling solution!!! pic.twitter.com/8bwyGBy4nU
— Nick Knupffer (@Nick_Knupffer) 2017年11月14日
Allied Control社の「2-Phase Immersion Cooling」は、摂氏49度で沸騰する3Mの冷媒「Novec」を使用する液冷システム。蒸発することでシステムから気化熱を奪います。Novecの蒸気はシステム筐体内部の冷却コイルで冷やされ、液体になって戻ります。
Advantages & Benefits of 2-Phase Immersion Cooling
システムの中に冷却装置を入れなくてよいのでギリギリまで回路を詰め込め、冷却システム自体も熱交換器など複雑な仕組みが必要ないことから、効率よく冷却が行えるのがメリット。
2012年ごろから本格的に普及し始めたこの技術、近年はBitCoinを効率よく採取するマイニングリグのための冷却技術として熱い注目を浴びています。Allied Control社もマイニングを業としているBitFury社に買収されました。昔は3Dを多用したゲームがPCの進歩をリードしていましたが、今はBitCoinが高性能化を進めているようですね。
「丸ごとどぼんとオイル漬け」がサーバー冷却のトレンドに – DNA
関連記事
バーチャル空間で心ゆくまでPCの組み立てを楽しめるシミュレータ「PC Building Simulator」プレアルファ版が登場 - DNA
史上最もサイバーなギミックを搭載したゲーミングPC向けケース「In Win H-Tower」 - DNA
[閲覧注意] カオスを極めた放置パソコンの中身の写真40枚 - DNA
挿した瞬間にPCを物理的に破壊するUSBデバイス「USB Killer v2.0」のデモ映像 - DNA
「丸ごとどぼんとオイル漬け」がサーバー冷却のトレンドに - DNA
自動小銃を物理的にクールにする冷却ファンつき弾倉がeBayに出品中 - DNA