シベリアの地で伝統文化に生きる美しき少数民族を記録した写真シリーズ「The World in Faces」
オーストラリアの写真家 Alexander Khimushin 氏が、極寒のシベリアを旅して撮影したのがこちらの写真シリーズ「The World in Faces」。民族衣装に身を包んだ独特の美しさを放つシベリアの少数民族の人々の姿が記録されています。
シベリアで生まれ15歳でオーストラリアに移住するまでは家族とシベリアで暮らしていた Alexander Khimushin 氏。オーストラリアで大学院を卒業して少しの間働いた後、世界を見たいと旅立ち現在まで9年間に渡り世界中84カ国を旅しています。
そして約3年前に写真プロジェクト「The World in Faces」を開始。世界中を旅しながら人の少ない地域で伝統文化の中で生きる少数民族を撮影してきました。
オーストラリアよりも、さらにはアメリカやカナダよりも広大なシベリアへ帰ってきた Khimushin 氏。約40の少数民族が暮らしているこのシベリアを、6ヶ月以上をかけバイカル湖から日本海、終わりのないモンゴルの草原など一人でSUVを運転し2万5000km旅して撮影してます。
1. ウリチの女性。ハバロフスク地方ウリチ地区。
2. ウリチの青年
3. ウリチの少女
4. サハ(ヤクート)の少女。サハ共和国。
5. サハの少女
6. エヴェンキの老人
7. エヴェンキの少女
8. エヴェンキの親子
9. エヴェンキの少年
10. エヴェンキの少女
11. ブリヤートの少女
12. ブリヤートのシャーマン
13. ニヴフの男性。ハバロフスク地方
14. トファの男性
15. エヴェンの男性
16. オロチョンの男性
17. オロチョンの少女
18. ドルガンの少女
19. トゥバの青年
20. ウィルタの少女
21. ウデヘの男性
22. ターズの女性
23. アイヌの青年
参照:口の周りに独特な入れ墨を施したアイヌ女性の貴重な写真20枚
24. チュクチの女性
25. ナナイの少女
26. Alexander Khimushin 氏とナナイの人々
27. エヴェンキ族の村へ車(SUV)で向かう Khimushin 氏
人口も減少し現代文化に飲み込まれ独自の伝統文化が失われつつあるというシベリアの少数民族。近い将来にはもう見ることが出来なくなっているのかも……
またこちらの写真シリーズ「Before They Pass Away」はイギリスの写真家 ジミー・ネルソン(Jimmy Nelson) 氏が世界中の少数民族が暮らす秘境を訪れて撮影したもの。消えつつある独自の文化が記録されています。
秘境に住む唯一無二の伝統文化に生きる少数民族の姿を記憶する写真シリーズ「Before They Pass Away」
ソース:The World In Faces • Alexander Khimushin Photography
The World in Facesさん(@theworldinfaces) • Instagram写真と動画
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