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エサとして連れて来たタカを我が子たちと一緒に育ているワシが発見される


3匹の雛のいるハクトウワシの巣を観察してたところ何か様子の違う……ということで更に良く観察してみるとなぜかタカ(アカオノスリ)の雛が紛れ込んでいる模様。どうやら托卵ではなさそうです。

2017年5月31日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州で撮影されたハクトウワシの巣。3匹の我が子たちとわけ隔てなくタカ(アカオノスリ)の雛にもエサを与えています。
Roberts Bay mystery May 31 2017 002 – YouTube

今年5月にこの不思議な現象を発見し観測を続けている Hancock Wildlife Foundation の David Hancock 氏は「タカの雛はエサとして巣へ運ばれてきたのではないか」と推測しています。

しかし、なぜエサから我が子へと変化してしまったのか?という疑問については「姿が似ていたのかもしれませんし、育てさせるためのトリガーとなる音を出したのかもしれません」と説明します。

さらに「このタカの雛はワシの雛たちに邪険にされることもなく仲良く暮らしています。これはとても驚くべきことです」

2017年6月8日の巣の様子。明らかに大きさも種類も違う雛が一匹混ざっていますね。
Roberts Bay, Sidney BC Eagles ~ 7 June 2017 – YouTube

もうすぐ巣立ってしまうタカの雛ですが Hancock 氏は少し心配もある模様。通常巣立った直後にタカ(アカオノスリ)はハクトウワシよりも親鳥の助けを必要とするため、初飛行で巣から転がり落ちてきた時に素早く捕獲し生き残る術を学べる施設へ連れて行く予定だそうです。

ちなにこちらは様々な種類の取りたりが作る「鳥の巣」の写真です。鳥の巣の奥深さに驚かされてしまいます。
奥深く、そして美しい自然の芸術「鳥の巣」の写真24枚

ソース:Update: Bald Eaglets and Red-tailed Hawklet Share Same Nest in the Wild! – Hancock Wildlife Foundation

These Wild Eagles Adopted A Baby Hawk And Are Raising Him As Their Own – The Dodo

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