上を走ると充電できる電気自動車専用道路システムをルノーが開発
バッテリーに充電した電気だけで走る電気自動車、EVは航続距離が短いのが難点。充電も時間がかかってしまうため、今のところは本当に近距離でしか使うことができません。そんなEVの弱点を「走りながら充電」することでカバーする技術が公開されました。
EUと業界各社で進められている実証実験プロジェクト「FABRIC」の成果物として、自動車メーカーのルノー、半導体開発のクァルコム、自動車の二酸化炭素削減を研究するVEDECOMが発表したのが、こちらの動的無線充電(DEVC)。
充電用コイルが道に埋め込まれており、この上を走ることで車体に電力が送られます。
時速100kmで移動中に20kWで充電が可能。デモでは1周100メートルのトラックを、充電システムを搭載したルノー・カングーが走行し、充電効率や車両の自動認識、充電の認証、電圧の決定などのテストが行われました。z
空中の架線から電気をとって走る「トロリーバス」は、有線ゆえに自由度が低く今ではほとんど残っていませんが「ワイヤレス版」ならそうしたこともありません。面白い技術ですね。
ソース:Renault Kangoo Z.E.: a future of never plugging in electric vehicles? – media.renault.com
関連記事
「狂気モード」を搭載した世界最速の電気自動車「テスラ モデルS P85D」のスタート加速は本当に狂っていた - DNA
中国製電動スーパーカー「NIO EP9」がニュルブルクリンク最速記録を更新、その一部始終を記録したオンボード映像 - DNA
世界最小の自動車「Peel P50」が電動になって限定再生産 - DNA
イセッタ(Isetta)を電気自動車に再デザインしたコンセプトモデル「eSetta」 - DNA
元の姿が分からなくなるまで改造された電動車椅子が時速170kmのギネス記録取得 - DNA
2000馬力の電気ドラッグスターが世界最速記録を叩き出した瞬間の映像 - DNA
「世界最小の自動車」をジェットエンジンでマイクロ・ドラッグレーサーに魔改造した「Peel Trident(ピール・トライデント)」 - DNA