ピアニストは演奏中にどこを見ているのか目線カメラで調べてみた動画
右から左までずらっと並んだ86鍵の鍵盤を自由自在に操るピアニスト達。彼らはいったいどこを見ながら正しい位置に指を持っていくのでしょうか。ピアニストの目線カメラの映像は、なかなかおもしろい結果を見せてくれます。
演奏するのはピアニストのダニエル・ベリアブスキとその生徒、シャルロッテ・ベネット。黄色いマークは視界の中心ですが、ベリアブスキの動きと生徒の動きを比べるとまったく違っています。ベリアブスキのほうが視線が中央付近にとどまり、演奏を先取りしてコンパクトに動いているのがはっきりとわかります。
初めて見る楽譜を演奏する「初見」もこの通り。鍵盤はほとんど見ることなく、演奏している少し先を見ています。
たかが目線1つ、なのですがプロとアマではやはり大きく違うものなのですね。動画はこちらから。
What Does a Pianist See? | Eye Tracking – Episode 1 – YouTube
以前、ピアノの練習用システムをご紹介しましたがこちらのよいところは、弾くべき鍵盤と、その先の動きが視覚化されているところ。目線の動きの理にかなったシステムといえるのではないでしょうか。
ピアノの弾くべき鍵盤がひと目で分かる練習用プロジェクションマッピングシステムの動画 – DNA
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