リアルタイムでボールの落下位置を予測しゴーグルに表示する技術の動画がすごい
どこにボールが飛んでくるか予測できるようになると、ボールを使ったスポーツの様子はがらっと変わることは間違いありません。ディズニーの研究機関であるディズニー・リサーチが、リアルタイムでボールの軌跡を予測しそれをVRゴーグルに投影する技術を開発することに成功しました。
ボールとその予想される軌跡、落下地点が遅延を感じさせることなく表示されます。本来感触が発生しないはずのVR空間で確かに手がボールに触れるということ自体もなかなか面白しろいわけですが……
さらに面白いのがボールと軌跡を非表示にして、青いマーカーで示される予想落下地点だけを表示させたモード。つまりゴーグルをかけた人は飛んでくるボールがまったく見えていません。
しかし、ボールの落下位置が「分かっている」ので、このようにボールの方を見ずに手を出してキャッチすることができるのです。
「ボールが見えるモード」と「落下地点しか分からないモード」の違い。遥かに早く手の位置が決まります。
実際のスポーツに導入される日はくるのでしょうか。動画はこちらから。
Catching a Real Ball in Virtual Reality – YouTube
以前から、こうして2次元での軌跡予測をするシステムは存在しましたが、3Dで、かつ高速に表示するのはなかなか難しいことでした。技術の進歩はあっという間ですね。
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